ここ数日、外国メディアは中国共産党第17回全国代表大会に関心を寄せ、その関連の情報や胡錦涛総書記が開幕式で行った報告などを連日報道している。また、一部の海外の専門家たちも第17回党大会や報告を高く評価している。
韓国の韓国連合通信社や「朝鮮日報」などは、今回の党大会の開幕式や報告を連日報道した。特に、報告の中に現われた新しい表現やキーワードに関心を寄せた。そして、「エコ文明」、「中国特色のある社会主義の発展」、「条件を作ってより多くの民衆に財産的収入を獲得させる」といった表現についても解説した。
ブルガリアの主要なメディアは、記事や写真などを通じて、報告の中で触れられた腐敗取締に力を入れ、貧富の格差を縮小し、調和の取れた社会主義を構築するといった内容を重点的に報道した。
ドイツの「フランクフルター アルゲマイネ」、「ウェルト」などの全国紙も、17回党大会の開幕式や報告の内容を掲載している。
一方、韓国のクォン・オギュ(権五奎)副首相は、18日、「韓国は中国共産党第17回全国代表大会の進捗状況を注目している」と強調した上で、「両国の経済協力や地域的繁栄のために新しい基盤を作るため、韓国は、今大会で選出される新たな指導グループと引き続き密接な協力を保っていきたい」と述べた。
ブラジルの中国問題専門家のタワレス氏は、報告について、「これは、建設的な報告だ。これによって、世界の人々は、向こう数年間の中国の政治や経済発展の方向が、よりはっきり見えるようになり、より信頼するようになる」とみている。
ドイツのルールボッフル大学東亜学院の東亜政治研究所の辜学武所長は、「この報告の最大のキーポイントは、『人間重視』という理念をより際立たせているところにある」と評価している。
「CRI」2007年10月19日 |