世界銀行は15日、発展途上国の腐敗官僚が海外に移転した不法な資産の取り戻しを支援する計画を発表した。
この計画に基づいて、世界銀行は一連の行動案を提出する。行動案には、世界銀行加盟国の「腐敗取締り国際条約」の批准と実施を促すこと、発展途上国に対し、腐敗官僚の資産取り戻しに法的援助を提供すること、加盟国が情報を共有することなどが含まれている。そして、取り戻した資産の透明度を向上させるため、世界銀行は取り戻した資産に対する監督を行なうことが出来る。
世界銀行の係員は、「この計画の実施を確保し、腐敗官僚の資産取り戻しを世界の共同行動にするため、国連関係部門や各地域の開発銀行、国際通貨基金、G8および発展途上国の関係機関と協力を強化していく」と述べた。
「cri」2007年4月16日
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