Imprimer cet article

Commenter cet article

庶民の生活  
携帯メール、民衆の意見発表のルート(上)

  

  身の回りの品であれ、世間のありふれた事であれ、それに13億を掛けたら、大きな出来事になってしまう。30年このかた、中国人のライフスタイルで最も際立った変化は、指先から飛び出す携帯メール(SMS。中国語で「短信」)というものだろう。

  16年前に世界で最初の携帯メール送信に成功した英国人はきっと、この創意に富んだ発明がいつの日にか中国人の生活にこれほど大きな影響を与えるとは夢にも思わなかっただろう。

  その他の「携帯大国」と比べて、中国人は携帯メールを特に好むことが複数の調査で明らかになった。「Google」で「短信」という2文字を入力して検索すれば、ただちに1億件にのぼるホームページがクリックされるのを待つことになる。

  中国人が「短信」を好むのはなぜか。マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツ氏も一時はこれを理解できなかった。彼は中国人の部下から「これは含蓄ある中国式の交流方法の一つだ」と教えられた。だが、これは携帯メールが流行っている理由の1つにすぎない。

  改革・開放後30年間も経てきたが、中国人が携帯でメールを送信する歴史は実際には10年足らずだ。今では、毎日10億件以上の携帯メールが中国の上空を飛び交っている。心理学者は、内気でおしゃべりが不得意な人もメールを利用して口をきくようになったと見ている。

  携帯メール配信サービスが2000年前後に中国に現れた時は、1件につき0.05~0.1元と安かったため、「最も速く、最も安価な通信方法」だと認められることになった。

  中国人はこれを利用して、「スーパー女性ボーカリスト」や「いい男」などの選考活動に参加した選手を応援したり、彼らに投票したりした。また、北京五輪の聖火がチョモランマ峰に登る情報や、「神舟7号」宇宙船の飛行士が宇宙遊泳するなどの画像を真っ先に受け取った。

  中国の株式市場が厳冬に遭遇すれば、携帯に株式評論が盛んに飛び交うほか、投資家が書き上げたおもしろい詩も携帯の間で転送されている。

  現在、携帯メールを使った新年の挨拶は、年越しの夜食と春節(旧正月)恒例のTV番組とともに、「春節期間の三大イベント」になっている。今年の春節に中国大陸部から発信された携帯年賀メールは170億件にも達したという。

  「北京週報日本語版」2008年11月28日

北京週報e刊一覧
トップ記事一覧
インフレは依然、経済最大の潜在的懸念
「タイガーマザー」論争、どんな母親が優れているのか?
中国、水利整備を加速
潘魯生氏 手工芸による民族文化の伝承
特 集 一覧へ
第7回アジア欧州首脳会議
成立50周年を迎える寧夏回族自治区
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区