改革・開放以来、世界人口に占める中国人口の割合は、1980年の22.2%から2007年には20.1%へと減ったことが、国家統計局が11月3日に発表したレポートで明らかにされた。
このレポートによると、計画出産政策の実施によって、全国で出産人数が4億人以上少なくなり、中国の人口が13億人、世界の人口が60億人にそれぞれ達した日の到来を4年間遅らせた。中国人口の自然増加率は1978年の12.0%から2008年には5.2%へと下がり、人口総数は1978年末の9億6259万人から2007年末には13億2129万人へと増え、年間増加率は1.1%で、改革・開放前と比べて、0.9ポイント下がり、安定した増加期に入った。
また、レポートでは、中国人口の増加タイプは「高出産、低死亡、高増加」という従来のタイプから、「低出産、低死亡、低増加」タイプに向けて歴史的転換を実現したと指摘。この歴史的転換はわずか30年足らずで実現されたが、先進国では一般的に100年間もかかるという。
「北京週報日本語版」2008年11月10日 |