|
|
|
人気歌手とソング編(1) | |
|
◆テレサ・テン |
テレサ・テン「甜蜜蜜」
中国の新時代の流行音楽文化は広東省で産声を上げた。今なお人々の記憶に息づくテレサ・テンが大陸を風靡した時期だ。香港や台湾の歌、特にテレサ・テンの歌は後の大陸の流行音楽の発展に深い影響を与えた。彼女の歌は、まるごと1世代の大陸の歌手に影響を与えたのだ。誰もがテレサ・テンに夢中になった。スローガン式の歌曲を聴き慣れた老若男女にとって、細やかな感情とやさしさを湛えたテレサ・テンの歌声は、抑えようもなく心を揺さぶり、突き動かすものだった。
| | |
|
|
◆羅大佑 |
羅大佑「童年」
羅大佑が1979年に発表した「童年」は国を挙げて歌われ、理想主義の1970~80年代において、人々に思索の力と沸き立つ感動をもたらした。歳月は無情にも昔の多くの事々を遠くへ引き離すが、この曲はいつもわたしたちに少年時代を思い起こさせ、過ぎ去った日々への尽きせぬ想いで満たしてくれる。その後も羅大佑は「光陰的故事」、「恋曲1990」、「滾滾紅塵」、「東方之珠」、「明天会更好」など、現在までに150曲余りの名曲を相次ぎ発表している。
| | |
|
|
◆張明敏 |
張明敏 「我的中国心」
「長江、長城、黄山、黄河、我が心に1千斤の重み・・・」。人々を心から感動させるこの曲は、世界中のすべての華人居住地に広まっている。1984年の中央電視台(CCTV)の春節特番で、張明敏は10億人の中国人にこの不朽の名曲「我的中国心」を捧げた。歌声は翼を広げ、春風に乗って、億万の中国人の心を揺り動かした。
| | |
|
|
◆崔健 |
崔健「一無所有」
1986年、黄色い軍服姿でズボンの裾をまくり上げた風采の上がらない若者が、ハスキーボイスで同世代の心の声を叫んだ。自由への渇望、伝統への反逆、激情の追求だ。
| | |
|
|
◆BEYOND |
BEYOND「光輝歳月」
BEYONDについて語り始めると、人々は自然に不死の精神との結び付きを思う。その音楽精神は当時の他のバンドがふけった「死を期待する」世紀末の風潮とは異なり、積極的な向上、楽観的な進取の精神を追い求めるものだった。BEYONDは1983年の結成から現在までに無数の賞を獲得し、その多くの曲が古典的な名曲となり、誰もに知られ、長く歌い継がれている。BEYONDは香港音楽界の奇跡と言えよう。BEYONDの音楽がこれまでに中国の後輩バンドに及ぼした影響は非常に大きい。BEYONDは「香港にロックはないが、ただBEYONDはある」と多くの人に語らしめた。
| | |
|
|
◆費翔 |
費翔「冬天里的一把火」
ハーフの顔立ちと奔放な舞い姿が、1987年の冬に大きな火をつけた。それ以降、スターへの崇拝が次第に都市文化の主流となっていった。スターの追っかけが初めて出現したのだ。
| | |
|
|
◆劉歓 |
劉歓「少年壮志不言愁」
「幾度風雨幾度春秋、風霜雪雨搏激流、暦尽苦難痴心不改、少年壮志不言愁」 ――。「私服警察」の主題歌『少年壮志不言愁」だ。この曲がなければ、「私服警察」もいくらか輝きを減じただろう。わたしたちの生活も感動が減ったかもしれない。
| | |
|
|
◆胡月 |
胡月「黄土高坡」
1987年と1988年、全国の歌謡界を「西北風」が席巻した。「西北風」の呼称は歌曲「黄土高坡」の歌詞「西北風も東南風もわたしの歌」に由来する。当時の代表作には「黄土高原」、「信天遊」、「我熱恋的故郷」などがある。
| | |
|
|
◆小虎隊 |
小虎隊「愛」
「霹靂虎」呉奇隆、「小帥虎」陳志朋、「乖乖虎」蘇有朋の3人の「虎」が音楽界に新風をもたらし、人々に健康・向上の元気を伝えた。小虎隊の音楽スタイルは実はその代表する精神が体現している時代の要請であり、そのシンプルで楽観的な音楽スタイルは、まさに若者のシンプルで楽観的な精神を体現していたのだ。
| | |
|
|
◆趙伝 |
趙伝「我是隻小小鳥」
趙伝はハンサムな顔立ちとはいえないが、誰にも優る歌声を持っている。彼を名に恥じぬ実力派歌手の地位に押し上げるにはこの1点だけで十分だった。彼の歌声は他の歌手と同様、心から、素直に、変わらずに人々を感動させ続けている。(編集NA)
| | | |
| | | |
|
|
|
|
|
現代中国事情 |
|
|
|
中国の地方概況 |
|
|
|