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亥年文化
 十二支のうち12番目に当たるのが亥、すなわち猪(中国ではブタを指す)である。ブタの祖先であるイノシシは気性が荒く、動きはすばしこく、非常に獰猛な動物だ。約8000年前にイノシシは家畜化され、何もせずごろごろするような生活を送り始め、だんだん今のようなでっぷりと肥えたおとなしいブタへと変身した。
 昔から、ブタは人間の生活において非常に重要な役割を果たしてきた。肉は食用に、皮は革製品の材料になり、また剛毛は重要な工業原料、糞は農業に欠かせない肥料であり、全身価値があると言える。そして「家」という漢字は、家屋を象徴する「宀」とブタを意味する「豕」からなり、ブタは昔の人々にとってどのような存在だったかが読み取れる。また長い歴史の中で、ブタは富の象徴であり幸運をもたらす動物だと思われてきた。唐代から始まった習慣の中に、科挙試験の前に受験生の親戚や友人が「紅焼猪蹄(豚足の醤油煮)」を用意したというものがある。それは「猪」の中国語読みは「朱」と、「蹄」の中国語読みは「題」と同じであり、「朱筆題名(科挙合格者は名前が赤字で書かれ発表される)」されるようにとの意味が含まれているからだ。
 1月5日、中国郵政は「己亥年」特別切手セットを発行した。2枚のデザインは「肥猪旺福」と「五福斉聚」をテーマとしており、それぞれより良い生活へ向かうことと、春節の一家団欒の意が込められている。
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