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サルにまつわる話

十二支のうち、申年は非常に好まれてきた。申年の動物はサル。中国語でサルを意味する「猴」の発音は「侯」と同じ「ホウ」であるため、唐代や宋代から、伝統的な習慣として、サルは吉祥、貴顕、厄除け、裕福な暮らしの象徴だと考えられてきた。

多くの水墨画の大家もサルを好んで描き、サルの智、勇、勤、義という特性をその筆で活き活きと表現した。また、伝えられるところでは、旧時は厩に必ずサルを一匹つないでおいたという。これには厄除け、疫病除け、馬の安全を守るという意味合いがあった。『西遊記』の孫悟空が玉皇大帝から天馬の管理をする「弼馬温」という役人に封じられた理由もこれである。今では、苦難に遭っても不撓不屈の「美猴王」精神は、中国人によく知られているだけでなく、世界の人々にも愛されている。

中国郵政は2016年1月5日に「丙申年」の特別切手を2枚1セットで発売した。図案はそれぞれ霊猿献瑞(霊験あらたかな猿が瑞兆を献ずるの意)と福寿双至(福と寿の両方が訪れるの意)となっており、1セットの切手の額面は2.4元(1元は約18.3円)。この切手セットは中国郵政が発行する計四回の干支記念切手の第一回目の作品となる。 また「丙申年」記念切手は中国で最初の猿の切手をデザインした美術界の大御所である黄永玉氏が2枚1セットをデザインしている。
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