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傅瑩報道官「今年の中国軍事費予算は7~8%増」
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· 2016-03-04 · 北京週報 |
タグ: 南中国海;国防;政治 | 印刷 |
傅瑩報道官(カメラ・本誌記者魏尭)
「今年の中国の軍事費予算は増加を維持するが、伸び率はここ数年より低く、7%から8%の間になる。正確な数字は明日になれば分かる」。3月4日、傅瑩報道官は第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の記者会見で外国メディア記者の質問に答え、このように述べた。
傅瑩報道官はさらに次のように述べた。「中国の国防費予算は主に2つの要素を考慮して策定する。1つは中国国防建設の必要性、もう1つは中国経済発展状況と財政収入状況だ。習近平主席は『9•3』閲兵式の際、『中国人民解放軍は祖国の安全と人民の平和な生活を守るという神聖な職責を忠実に履行し、世界平和を守るという神聖な使命を忠実に遂行する』と述べた。現在中国では『軍改革』、すなわち国防と軍隊の改革が行われているが、どちらもこの目標をより良く実現するためのものでもある」。
南中国海問題について、傅瑩報道官は次のように回答した。「軍事化と言うが、詳細に見てみると、南中国海に出入りしている先進の飛行機や軍艦で最も多いのは米国のものではないか?しかも米国がアジア太平洋回帰で打ち出した重要な決定は、海軍の60%以上をアジア太平洋に配置するというものだ。ここしばらくの間に、米国がアジア太平洋で打ち出した軍事上の措置はどれだけある?」
また傅瑩報道官は、「米国が南沙諸島の島嶼や岩礁からあんなにも近いところに軍艦を派遣して武力を誇示する行為は、非常に中国人の反感を買っている。中国の南沙諸島での島嶼や岩礁拡張は必要なものだ。こうした島嶼や岩礁は大陸からかなり離れており、自前の防御能力を持たなければならない。しかし防御能力を持ったからといって軍事化と言うことはできない」と述べた。
「北京週報日本語版」2016年3月4日
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