2010年上海世界博覧会はすでに閉幕したが、「オンライン万博」に閉幕の日は来ない。世界博覧会組織方は7日、大盛況に終わった万博を再現する「オンライン万博」は今後も継続させ、一部の動態機能は適宜拡大し、「オンライン万博」記念バージョンを永久保存するとの考えを明かした。
「オンライン万博」は、上海万博の二大スポットのひとつ。3次元バーチャルリアリティ技術を駆使し、盛況きわまった万博を再現している。訪問者は、マウスで会場各地を飛び回り、3次元で万博園区全景図を高所から見下ろし、200数カ国・地域の各展示館を行ったり来たり、気ままに見学できる。
「オンライン万博」は2009年11月12日に開通、万博が開幕した2010年5月1日には全面的に一般公開された。上海万博への出展者は全員、各種各様のオンライン展示方法で「オンライン万博」にも出展した。
統計データによると、10月31日の時点で、「オンライン万博」入園者数は累計延べ8234万人以上、訪問量累計は8億7300万件以上。うち国内入園者が84.4%、香港・マカオ・台湾および海外からの訪問者が15.6%を占めた。
革新的なこの展示方式は、万博史上に大きな足跡を残した。博覧会国際事務局(BIE)のヴィンセンテ・ゴンサレス・ロサルタレス事務局長は以前、「『オンライン万博』は革新的な展示方式であり、万博史上に革命的な一里塚を打ち立てた」と高く評価した。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年11月8日
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