上海世界博覧会(上海万博)の閉幕が迫り、上海行き航空券の値段が高騰、「閉幕寸前のピーク」を迎えている。北京-上海往復航空券はほぼ完売状態で、一部フライトのファーストクラスに少し残席があるだけという。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
旅行情報サイト「遊易網」の担当者によると、ここ数日の北京-上海航空券はほぼ完売したという。同路線チケットの販売好調により、周辺路線の販売も伸びている。遊易網の統計データによると、この1週間の北京-南京、上海-天津の航空券も極めて売れ行きが良い。北京からの乗客の多くは、上海までの航空券を1100元(1万3400円)以上も出して何とか入手しても、帰路の航空券も同様に入手困難で、結局は2700元(3万2900円)もするファーストクラスに乗って北京に戻る羽目になるとこぼしている。
携程旅行網チケット業務部総監督の邵季紅さんは、この2日間、ほぼ空席はなく、5月連休の人気ナンバーワン路線でも、このような状況になることはないと驚いている。邵さんによると、これには2つの原因が考えられるという。まず、万博がいよいよ終盤に入り、最後の来場ピークが訪れたこと。2番目に、10月は北京・上海など大都市のビジネスピークにあたることだ。このため、民間航空の利用が最高潮に達したと見られる。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年10月25日
|