西アジアにあるサウジアラビアは現在、50℃近くの熱い天気に見舞われているが、上海万博のサウジアラビア館も大勢の観光客が殺到し、「熱い状態」が続いている。
上海万博開催以来、サウジアラビア館は最も人気のあるパビリオンの1つになっている。万博の統計データによると、サウジアラビア館の平均的待ち時間はほぼ毎日5時間以上だという。さらに、入館までは9時間も待たされたという報道もある。
サウジアラビア館の人気の理由について、中国のネットユーザー「jeannyberry」は「サウジアラビア政府は上海万博を非常に重視し、巨大な人力、物力、財力を投入した。6100㎡の建築面積は1番の中国館に次ぐ広い面積だ」と述べた。
上海外国語大学中東研究所の朱威烈所長はサウジアラビア館が観光客に好まれる理由として、好奇心のほか、ハイテク技術の魅力にあると指摘した。朱所長は「近年、サウジアラビア政府は科学教育を非常に重視し、長足の進歩を遂げた。サウジアラビア館の成功理由の1つはハイテク技術を利用し、サウジアラビアの発展成果を展示したということだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月17日
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