上海万博事務局は15日、万博の開幕からこれまでの2カ月間、会場内の飲食店が人気を博しており、売上高が7億元(約90億円)を上回ったことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
統計データによると、万博会場内のパブリックエリアにある飲食店131店舗(万博文化センター内にある飲食店19店舗を除く)を訪れた来場者はのべ1226万人で、売上高は5億4600万元(約70億円)。展示館内にある飲食店・バー計約80店舗の売上高は1億5400万元(約20億円)。コンビニ10店舗、軽食店6店舗、テントの簡易売店27店舗の売上高は計2182万元(約2億8千万円)となった。
これらデータについて、上海万博事務局・会場商業管理部の林声勇部長は「パブリックエリアにある飲食店が会場飲食サービスの主役となり、展示館にある飲食店は飲食サービスの多様性を体現していることがうかがえる」と分析。「飲食店の来客数は来場者数の増加に伴って増えており、来場者数に占める割合は50%から55%になっている」と説明した。
万博会場内で5-6月に売上高が多かった飲食企業上位12社を見ると、台湾の食品大手「頂新グループ」が10位、出店数は上位12社だけで44店舗にのぼり、パブリックエリア全体の53%に当たる飲食販売額を上げている。
林部長によると、上海万博の来場者数は愛知万博を上回ると見られ、夏休みに入れば、さらなる来場者増が見込まれる。中国大陸部以外でのチケット販売数がすでに200万枚を超えており、大陸部以外からの来場者数ものべ350万人を突破する見通しだという。(編集YT)
「人民網日本語版」2010年7月16日
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