日本のシンガーソングライター・植村花菜さんは14日午後、上海万博・日本産業館「JALステージ」で特別ライブを行った。
植村さんは約30分のライブで、人気曲4曲を披露。最後に歌った「トイレの神様」は、亡き祖母への思いをつづった感動的な歌詞となっている。
小さいころ、トイレ掃除が苦手だった植村さんは祖母に「トイレにはきれいな女神様がいる。毎日きれいにすれば女神様みたいにべっぴんになれるんやで」と言われ、毎日トイレを磨いていた。しかし、反抗期になって祖母とぶつかるようになり、そのまま東京の大学へと進学した植村さん。祖母が亡くなるその日まで、育ててくれた恩返しはできなかった。亡き祖母への感謝を込めた歌詞に、中国の観客も思わず涙をこぼした。
ライブ後のインタビューで「今もトイレの神様の存在を信じていますか?」と聞かれた植村さんは、「トイレには女神様がいると信じています。この歌を通じて祖母への思いを伝えたい」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年7月15日
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