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上海万博にみる未来の食生活

 

疲れて帰ってきてキッチンに立ちたくないというときもあるだろう。そんなときは調理ロボットの「愛可」が食事の準備をしてくれる。「愛可」はある中国企業が自主開発した調理ロボットで、100種類もの中華料理を作ることができ、煮る、焼く、炒めるなどさまざまな調理方法に精通している。しかも赤外線測温と電気加熱技術の融合により、作業効率がとても高い。係員の郁瀟さんは、「基本的に人間の動きができます。特に典型的なのは、人間の腕の動きを真似て中華なべをあおることで、その姿はとても可愛らしい。赤外線測温と電気加熱によって、油の温度はたちまち200度に達し、3分で一つの料理を完成させることができます。味もすばらしい。『宮保鶏丁』(鶏肉とナッツのピリ辛炒め)や『水晶蝦仁』(海老の水晶風炒め)なども作れます」と話す。

こうした科学技術のアイデアは未来の食生活を便利にし、健康と活力を与えてくれる。上海万博には災害や緊急時に役立つ特殊な米飯も展示されている。日本の研究者が開発した「ホッと! ライス」だ。容器の中に水を少し注ぐと、自ら発熱して熱々のごはんになり、電気やガスはまったく必要ない。係員の王夕萌さんは「ホッと! ライス」の特長について次のように紹介する。「災害時の非常食になります。特長の一つは、高圧処理をほどこした無菌米飯なので長期保存が可能であること。5年間保存できます。もう一つは、美味しくて、調理もとても簡単なこと。電気やガスがなくても、簡単な処理によって美味しいご飯になるのです」

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月5日

 

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