日本産業館の夜景(繆暁陽 撮影)
――上海に対してどんな印象がありますか。そして、今回の上海万博のテーマ「より良い都市、より良い生活」について、どうお考えでしょうか。
上海はとてもすばらしい国際都市だと思います。最大の理由は、上海という都市はこの万博で象徴されるように世界中のいろいろな民族の人々、いろいろな宗教な人々、小さな子供から、お爺さん、お婆さんまで、世界のあらゆる人々を受け入れる度量、心の広さ、能力、設備、ホスピタリティーを備えているという点で、すばらしい世界のナンバー1の国際都市だと思います。
今回の上海万博の「より良い都市、より良い生活」というのは、これからの21世紀の大変大切なテーマで、大変分かりやすい言葉で万博のテーマにしているのはすばらしいと思います。これから、地球には環境問題もありますし、いろいろなところで問題も起こってきます。これは大きな国際問題でもありますが、人間一人一人は生活をして行かなければいけないので、まずは一人一人がどうやって暮らすかということが原点です。どういう生き方をするのか、それがすこし広がって、どういう町を作るのか、さらにどういう地球を作るのかというところに繋がっていくことなので、今回のテーマは今の地球、今の全世界を考える上で、1つの原点になる、大変すばらしいテーマだと思っています。
「北京週報日本語版」2010年6月14日
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