上海万博は12日、「ジャパンデー」を迎えた。人気グループ「SMAP」のイベントは諸事情により中止となったものの、鳩山由紀夫前首相、俳優の渡辺謙さん、男性ダンス&ボーカルユニットのw-inds、ベテラン歌手の谷村新司氏など、各界の「スター」が万博会場に駆けつけ、さまざまなイベントを行った。
鳩山由紀夫氏は、管首相の特使として式典に参加した。「感謝」を基調とした挨拶の中で、鳩山氏はまず、「上海は、私の妻の生まれた場所でございまして、ぜひ総理を辞めても、この上海万博はお前が行ってこい、そのような菅首相の温かいご配慮のたまものでございます」と、新首相の管直人氏に対して感謝を示した。
鳩山氏はまた、日本の万博参加に際して、中国と日本の関連方面から大きな支持を得たことについて、「心からの感謝」を示し、日本の万博展示が環境問題解決の一助となることを望むとした。
千年以上前、日本の遣唐使を乗せた木製の帆船が中国に到着し、両国の文化交流の幕が開けた。ジャパンデーの重要イベントである、「遣唐使船再現プロジェクト」はこの日の「主役」となった。「遣唐使船」の船員たちは、正午に行われた万博パーク内のパレードに参加し、かいをこぎながら掛け声を出して千年前の様子を再現した。
イベント「つながろう! 調和のとれた未来のために」では、谷村新司さんやwind-sなど日本のスターたちと、日本で活躍する上海出身の歌手aminさん、演奏家の呉汝俊さんなどが共演を果たした。
今週は「ジャパンウィーク」として、上海万博の各地で日本に関連するさまざまなイベントが行われる。アジア広場では、昼間はダンス、ファッションショー、夜はアニメソングのライブなど、日本の現代文化を紹介するイベントが毎日開催される。日本館では、日本の最新技術を駆使し、ドラえもんが初の3D映像として登場、上海万博の開催を祝う。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年6月13日
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