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上海万博 「Made in China」への啓発

 

上海万博園は、各民族が文化の真髄を一挙に紹介する舞台であるだけでなく、各国の先端製造技術を披露する「競技場」でもある。これら世界に名を馳せる製造国の中でも、現在経済発展方式の転換を勢いよく加速している中国の製造から間違いなく多くの豊富な経験を汲み取ることができる。国際金融報が伝えた。

(1)伝統技術の融合

イタリアは現在、世界のぜいたく品生産大国として知られる。「Made in Italy」と記された服や革靴、自動車はどうして他の商品よりも高いのか?上海万博イタリア館の館長は「その答えは、イタリアの製品が常に最新技術と伝統工芸の融合を強調しているからだ」との見方を示す。

今回イタリア館では世界的に名を馳せるイタリアの伝統手工芸工房をそのまま展示した。参観客はフェルガモの靴、クレモナのバイオリン、ソファなどイタリアの伝統工芸が誕生した過程を直に目にすることができる。

世界での影響力が増す「Made in China」について、館長は「価格面での有利さがかつてはカギだったが、半製品の加工を足がかかりに今ではハイテク面でも世界の注目を集めている」とし、「中国は発展の過程で外国の経験を吸収し、自身の不足を改善することを非常に重視している。Made in Chinaは今後価格面だけでなく、品質面でも大きく進歩すると期待している」と語った。

(2)厳格な品質管理の構築

万博ドイツ館の「資料室」と「工場エリア」には、スマート洗濯機と簡単で実用的な多機能ハンマードリルが展示されている。生活から工業のあらゆる面でドイツ製品は活躍している。さらに細かくそのブランドを見ると、世界に誇る大企業から着実な経営を展開する小企業まで、「Made in Germany」は万博でその活気ある全貌を現している。ドイツ館広報部のコンラディ氏によると、厳格な品質管理システムがドイツ製にとって最も重要だという。

ドイツ製品に関して話が尽きないコンラディ氏も、どの中国ブランドを知っているかと尋ねると、回答に詰まった。中国とドイツの経済・貿易関係に詳しいコンラディ氏は「すでに多くの分野で中国企業と協力しているが、中国企業は常に『こんなもんでいいでしょう』で済ませる。品質問題においてはそういった態度は通用しない。もっと多くの問題を引き起こしかねないし、製品や企業のブランド価値にも影響する」と話す。

(3)優れた人材が最大の鍵に

単に面積で測るとスイスは小国でしかないが、製造業の角度からすると、「Made in Swiss」には非常に高い国際的なブランド力がある。「赤に白の十字」というスイス製品のシンボルマークは高品質の象徴となっている。スイス館のサルチリ館長は「完璧な職業教育システムを通じて、優秀な技術人材を育成することがスイス製品の品質を保証する鍵だ」と語る。

「最もいい例として腕時計は、とりわけ精密な設計と製造が必要な業界だ。スイスでは多くの人が高校を卒業後大学へは進学せずに時計製造などの職業教育学校に直接進学する。ほかにも大学に通いながら弟子入りして学ぶ人も多くいる。これによって職業技能が大幅に向上される。スイス製の経験は一に教育、二に教育だ!」と人材の重要性を強調した。

ドイツ館のコンラディ氏は「企業は革新を続け、研修を重視し、サービスを整えていってこそより多くの発展の原動力が提供される」とし、「Made in China」へのアドバイスとして、職業訓練システムを整え、従業員に責任感と、「完璧な製品を生産する」という意識を持たせることが重要だとした。

「人民網日本語版」2010年5月20日

 

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