恵州西湖公園
外観がきれいに整備され、住みやすいところ
10年後の今、開発区にはすでに面積が数万平方メートルあるガーデン広場ができた。2009年に開通された恵州の景観大通りである「恵南大通り」は、開発区の入り口の前を通り、恵州市街区と恵陽区をつないでいる。現在、恵州市街区と開発区の間の往復で、車が来ないことを心配する必要がなく、交通時間は半分に短縮した。
もう一つ私を引きつけているのはここの自然環境である。私は恵州が名実ともに備わる「自然環境都市」だと思う。ここは独特な自然景観を持ち、以前から「街の半分は山であり、街の半分は湖である」とほめたたえられている。週末、私はよく娘を連れて東江の河畔へ遊びに行く。幅が100メートル余りある東江は市街区域を迂回して流れ、多くの市民が両岸でのんびりと魚を釣り、観光客を満載した遊覧船が、水面にさざ波を幾重にも描き出している。静かに芝生の上で座り、娘がすがすがしい風の中で喜んで遊ぶのを見るのが最大の楽しみである。市街区の中心部にある「恵州西湖公園」は、長い歴史を持ち、景色が美しく、各地の観光客が必ず行く名所であり、私の家族が最も気に入っているところでもある。
仕事の関係で、私はよく深センと東莞へ出張に行く。そこでは、空が薄暗くてどんよりとしており、道路を我先に走る自動車はうねる鉄の奔流のようで、人々の仕事と生活のストレスがとても大きいと行く度に感じる。恵州は珠江デルタの改革開放の最前線にあり、経済成長の速度が比較的速いが、隣接している深センと東莞に比べると、あまり騒々しくなく、ここでの暮らしは充実して静かである。これがまさに、私が恵州で暮らすことを選んだ理由である。
|