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上海万博へたすきをつなぐ 愛知からの期待と祝福

 

日本で2005年に行われた愛知万博は、時期的にも地理的にも上海万博に最も近い。また、アジアで、万博の開催数と万博ファンの数が最も多いのも日本だ。何度も上海に赴き中国側と万博の経験を交流した、華東師範大学の中村利雄名誉教授を取材した。中村教授は愛知万博で事務総長を担当、現在は日本商工会議所の専務理事を務めている。

愛知万博の開催は地元社会に極めて大きな変化をもたらした。まず誇りと自信が増したことが挙げられる。万博の開催を通して、愛知の知名度や開放性、国際化の程度が高まった。地元の市民は以前も海外旅行の経験はあったが、万博という日常化した国際交流の幅広さや深さとは比べものにならない。地元の若者はかつて外国人に道を尋ねられると、大部分は「英語はできません」と慌てて答えていた。だが、愛知万博の“洗礼”により、外国語を学ぶ機会が増え、若者たちも思い切って外国人と交流するようになった。

次に、地域交流と社会活動が大幅に増えたことだ。愛知の人々の交流はかつて、学校や職場の中に限られており、たとえ近所であっても付き合いは少なかった。だが、万博の関連イベントにより、地元の市民同士がふれあう機会が増えた。また、万博の期間中から地元市民の有志により多くの慈善団体が設立され、ボランティア活動が増えたことで、地元が活気付いた。

3つ目はインフラが大きく改善された。中部空港、東海環状自動車道、万博まで直通のリニアモーターカーなどが建設され、交通が飛躍的に発達した。

愛知万博はかつて混乱から秩序へと進む過程を経験した。リハーサル期間、来場者は1日平均わずか約5万人だったが、やはり混乱が生じた。例えば、来場者がパークに集中し過ぎたこと、パビリオンのスタッフが速やかに持ち場につけなかったこと、食事や飲用水が需要に応えられなかったことなどの問題があった。問題を直ちに発見し、対策を検討することで、解決をはかるという「日々改善」の姿勢が、愛知万博を成功に導いた貴重な教訓だ。また、愛知万博は安全問題を非常に重視し、まず会場内での飲用水の無料提供を貫いた。次に来場者の流れを観察し、特に階段のある場所で来場者が倒れたり踏まれたりすることのないよう細心の注意を払った。

愛知万博は環境保護にも力を入れた。最も代表的な措置は、ごみの厳格な分別だ。来場者のごみを9種類に、スタッフのごみを17種類に分別した。日本のその他の地域では、これほど細かい分別はされていない。ごみの細かい分別は資源リサイクルに不可欠であり、ごみの排出削減にとっても重要だ。何より、環境保護に対する人々の意識を高めることにつながる。ごみを入れる袋には透明のビニール袋が用いられ、危険物を発見しやすいようになっており、これも安全対策の1つとされている。このほか、ごみ処理に関する先端技術の展示として、生ごみから取り出したメタンを水素エネルギーに転換する燃料電池が会場に設置された。愛知万博の閉幕後、同システムは中部空港の近くに移設され、今もごみ処理や環境保護の役割を果たしている。

万博の経験は交流することで次に伝えていくことができ、回を重ねるごとに新たな工夫や経験が生まれる。万博は毎回異なり同じものはないが、共通する点が1つある。それは来場者に驚きや感動、楽しみを与えるということだ。中村教授は取材の最後に「私が最も楽しみにしているのは、上海万博が与えてくる驚きや感動、楽しみを味わうことだ」と語り、上海万博の成功を祈った。

「人民網日本語版」2010年4月28日

 

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