本誌記者 呂 翎

1930年代の外灘(バンド)
かつてのいつだか、バンドは船曳きが黄浦江の河畔に足で踏みつけたくねくねした泥の小道にすぎなかったが、今ではすでに上海という大都市で最も特色を備えた地上の標識となっている。河畔の「船曳きの道」は英国の租界地に変わり、さらに現在のウォーターフロントや重要な公共イベントが行われる場所に至るまで、バンドの内的、外的な姿は時代の変遷とともに絶えず拡大し、上海という都市の日進月歩を映し出している。上海市長の韓正氏の言葉を借りれば、バンドは上海の象徴であり、開港170年近い歴史を伝え、百年におよぶ中国の政治と経済、文化の変遷を濃縮している。

観光展望台下の広場
2007年4月、上海市政府はバンド地区の総合再開発プロジェクトをスタートさせた。道路網を整備し、バンドを再開発して、世界博覧会の開催を迎えるためだ。具体的には、バンドが50年不変であることを目指し、バンドのトンネルの新規建設、観光展望台と公共交通の中枢の再開発、地下空間の開発などの六大プロジェクトを実施。10年3月28日、工事は完了し、市民や内外の観光客に開放された。
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