展示会のテープカットを行う中日両国の貴賓たち
2010年「上海万博」の開幕を間近に控えた上海市では2日、第1回「上海万博を迎える中日陶磁器至宝展」が開幕した。中国の五洲伝播出版社「城市漫歩『CHAMORE』」編集部、中国世華芸術館、日本貴和美術、上海恒電広告有限公司の共催によるこの展示会は、上海万博を迎えると同時に、中日両国間の文化交流を促し、相互理解を深め、両国の芸術と文化を世界各国によりよく知ってもらうことを目指しており、8日に閉幕する。
開幕式に出席する社会各界の人々
上海市の劉海粟美術館で行われた開幕式には、上海市人民政府新聞弁公室、上海万博事務協調局、日本国外務省、日本創価学会などの政府及び宗教団体関係者や学者、企業家、芸術家らが約200人出席した。
開幕式で挨拶する国務院新聞弁公室五洲伝播伝センターの李向平編集長
今回の展覧会は、日本の国宝である「曜変天目」が、歴史の至宝といわれてきた「古代陶磁器」の故郷―中国においてそのルーツをさぐる友好的なイベントである。上海市元副市長の銭学中・上海慈善基金顧問、在上海日本国総領事館新聞文化部の前川光部長がそれぞれ開幕式で挨拶を行い、衛藤征士朗衆議院副議長も祝電を寄せた。そして、上海仏教協会副会長、竜華寺高僧照誠方と小野沢虎洞聚光院住職が、ともに上海万博の成功を祈った。
今回の展示会では、「陽変天目の匠」・貴和皓山氏の長年来の入魂の作品である「貴和曜変」56点が展示されるほか、中国の軍人収集家である上海世華芸術館の趙月汀館長が集めた、紀元前3900年の新石器時代の崧沢文化期から南宋の時代までの5000年間の陶磁器至宝56点も展示される。
「北京週報日本語版」 2010年4月6日
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