上海万博の会場は南浦大橋と盧浦大橋に至る黄浦江両岸地区に位置する。大都市の中心地での万博開催は今回が初めてとなる。来場者は7000万人を見込んでおり、1日当たり平均40万人が来場する見通し。
記者たちが関心を寄せる、万博で利益を計上することができるかについて、楊副市長は、「上海市政府と中央政府は万博で利益を得ることは考えていない。万博は文化的な交流であって、ビジネスを目的とした展示ではない。万博で得たものを経済面から判断することは難しい。万博の影響は非常に大きく、その後の数世代にまで影響する。誘致報告書に基づき、上海万博で収支のバランスが取れることを望んでいる」と語った。
また、「上海万博に4000億元も費やされたとの情報がある」と記者が指摘したことに対して、「上海万博への投資は286億元で、そのうち180億元は会場内のパビリオン建設に、残りの106億元は運営などその他の費用に充てた」と明らかにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年3月31日
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