上海万博期間中に延べ7千万人の観光客が上海を訪れることが予測されており、上海の各クラスホテルの宿泊費はいずれも上昇傾向にあり、値上げ幅は最高で実に3倍となる見込み。「新京報」が伝えた。
記者はこのほど、万博会場に比較的近いホテル15軒に万博期間中の宿泊費について尋ねた。内訳は五つ星クラス3軒、四つ星クラス5軒、三つ星クラス2軒、二つ星クラス2軒、エコノミークラスチェーンホテル3軒。
取材の結果、15軒の万博期間中の宿泊費の平均値上げ幅は40%に達した。スタンダードルームを例に、五つ星ホテル3軒は現状1900-2500元の宿泊費が万博期間には2300-3000元となり、平均値上げ幅は約25%。四つ星ホテルは現状1000-1600元が万博期間には平均300-500元値上げされ、平均値上げ幅は30%。
三つ星、二つ星、エコノミークラスホテルの値上げ幅はさらに大きく、平均40-60%。うち、世界的エコノミークラスチェーンホテルのフロントによると、現状300元のスイートルームが万博期間には900元に値上げされるという。
上海市観光主管部門担当者は、万博期間中のホテル宿泊費の高騰を望まないと表明している。観光部門は適時事前に観光者数を把握し、ホテル側に対して価格統制を行う見込み。
一方上海市内では地元の一般家庭500世帯の家に宿泊する「万博ホームステイ」、農家200世帯に宿泊する「万博農家ホームステイ」も用意される。上海市観光部門はさらに、周辺の蘇州、無錫などの都市でのホテルを推奨し、観光客の分散化を図る。
「人民網日本語版」2010年3月30日 |