日本産業館のイメージ
テーマ:Better Life from Japan(日本が創るより良い暮らし)
上海万博局と上海万博日本産業館出展合同会社が9日、2010年上海万博日本産業館の出展契約に調印した。日本産業館のテーマは、「Better Life from Japan(日本が創るより良い暮らし)」である。同館は、旧江南造船所工場跡の改築・利用によって、日本産業界が上海万博のテーマ・「より良い都市、より良い生活」の表現と理解を展示する。
上海市政治協商会議副主席・上海万博執行委員会副主任の周漢民氏らが、調印式に出席した。上海市政府副秘書長・上海万博局長の洪浩氏、上海万博日本産業館代表の堺屋太一氏が、双方を代表して出展契約に調印した。
日本産業館は民間企業や自治体が連合して出展する大規模展示館である。現在、日本産業館への出資者は14社だが、出展の一層の充実と多様化のために、なお3ないし4社に出展招請を続ける方針だ。
日本代表によると、中国は、日本人にとって、歴史的にも文化的にも、現在の経済産業の点でも、最大のパートナーである。中国で開催される万国博には、政府の公式出展の他に、民間企業や地域の多様な知恵と技術と美意識が示されるべきだろう。また、日本産業館を貫く美意識はJ感覚で、今や世界語となった「きれい、かわいい、気持ちいい」だ。
洪氏は「日本産業館は、日本国内の特色を持つ企業を多く集めている。最新技術の成果と環境保全の理念の展示を通じて、現在の日本の新しい価値観と未来のライフスタイルへの思いと展望を生き生きと解釈する。日本産業館は、独特な未来性の展示によって、上海万博会場のハイライトの一つになると信じる」と述べた。
日本産業館は、上海万国博浦西地区西寄の入場ゲート真近かにの旧江南造船所工場跡で、約4,000㎡の旧工場を改築したものだ。パビリオンには、施設参加スペース・テーマ展示スペース・メーン展示スペース・美食スペースと物販スペースなど複数のスペースを設置する。
調べによると、日本側はこの位置を選んだ理由は①市内の幹線地下鉄から、また入場ゲートから真近かで便利な位置②構造物をリユースする環境配慮の思想の実現③約10万㎡の巨大空間を自由に活用できる演出的効果である。