中国2010年上海万博第2回出展者会議で16日、ネパール、オランダ、ポーランド、アラブ首長国連邦が上海万博組織者と出展契約に調印した。上海市政府副秘書長、上海万博事務協調局局長の洪浩氏は、上述の4カ国の代表と出展契約に調印した。2010年上海万博中国政府総代表の華君鐸氏も契約にも署名した。国際展覧局事務局事務総長のロスサタライス氏が契約調印に立ち会った。これまで、出展を表明した国と国際機関のうち9カ国が、万博組織者と出展契約に調印した。
上述の4カ国は各自のパビリオンデザイン案と展覧テーマも同時に発表した。
ネパール国家館イメージ
ネパール国家館のテーマは「カトマンズ市の物語・都市の魂を探すーー探索と考え」であり、カトマンズの二千年以上の歴史における建築、藝術、文化センターとしてのいくつかの耀く時を選び、建築の形の移り変わりによって、都市の発展と拡張を表す。ネパール館は環境保護、リサイクルエネルギー、省エネ建築に努めたことを重点的に浮き彫りにするという。
オランダ国家館イメージ
オランダ館は総額2千万ユーロの予算で作られ、「楽しい街」と名付けており、そのデザイン案は特別で、上海万博のテーマ「よりよい都市、より良い生活」を十分に示したものとなる。デザインは17棟ほどのハウスを準備し、いずれも小さなパビリオンだ。オランダの空間、エネルギーと水利でのオリジナル性を示す。オランダ館は万博期間中、7000万人の来場者の5~10%を集めることを目指す。
ポーランド館のテーマは「人間が都市を創造する」ことであり、「人間、想像力、都市」の三つの概念からなる。人々は生活への創造力と想像力を生活に融合させ、芸術とアイデアを都市と融合する。それらは都市の最大の価値だ。ポーランドのテーマは、上海万博のテーマ・「より良い都市、より良い生活」を素晴らしく具現したものである。ポーランド館は、より良い都市を建設し、生活をよりよくするという根幹の課題に対する回答を工夫している。このグローバルな見方は、世界各地からの入場者に理解されるものだ。
アラブ首長国連邦は独特な方式で、世人にエネルギー利用についての物語を述べる
アラブ首長国連邦館イメージ
アラブ首長国連邦のパビリオンは6000平方メートルで、上海万博で最大のパビリオンの一つである。アラブ首長国連邦館は独特な方式で人々にエネルギー利用についての物語を述べる。過去、先人の特殊な方式で困難を乗り越える経験を忘れず、先人の新鮮な水を砂漠の中に運送すること、電力またはその他のエネルギーを使わなず部屋を涼しくさせる方式など学ぶべきだとしている。アラブ首長国連邦は、どうすれば自国文化の美しい部分を残し、「将来の都市」の理念と結合できるかについて表現する。