上海市長寧区図書館の8階に設立された中国初の外国人向け図書館。「中国の窓」と名づけられたこの図書館は08年12月に開設されたばかりで、中国を紹介する各言語の図書が展示されているほか、外国語や図書管理の専門スタッフも常駐する。
同図書館は、外国語の図書を中心としたデジタル・ワンストップ式の図書照会・貸し出し・販売サービスを提供し、その分野は上海万博、外事、観光、文化、スポーツ、医療、教育、交通など多岐にわたる。また、オランダのハーグ図書館やロシア国立図書館と提携したり、国際的な文化交流活動を開催したりもしている。
長寧区図書館は上海最大の図書館であり、図書の貸し出し、展示、教育が一体となった施設。建築面積は約1万6000㎡、座席数は1200席、蔵書数は50万冊余り、国内外の新聞・雑誌も1000種類以上ある。
長寧区は昔から「上海の西玄関」と呼ばれ、上海で最も国際化が進んだ地域の一つとして外国人が多く居住する。現在は114の国や地域からやって来た3万人余りの外国人が暮らしており、領事館や外資系企業も数多くある。
「チャイナネット」 2009年3月26日
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