無錫
江蘇省南部、長江デルタの中央に位置し、蘇州を東に、太湖を南にもち、国家の第一回優秀観光都市のひとつ。無錫は典型的な江南の美を持ち、優雅な庭園、素朴な村落、美しい伝説が完全に融合している。太湖の美しい景色をもつ黿頭渚、霊山の景勝地、三国城など、枚挙にいとまがない。江南の名園である寄暢園、天下の第二泉梅園、そして東林書院、南禅寺などには、古色がただよっている。江陰の浜辺の風景、宜興の「洞、竹、茶、陶」、江南の田園風景は、この土地に限りない詩心をそえ、無錫を太湖湖畔のきらきら輝く真珠として、国内外にその名を広めている。
無錫観光ネット http://www.wuxitour.gov.cn
太湖風景区
太湖、またの名を震沢・具区といい、中国の五大淡水湖のひとつで、国家重点風景名勝区である。太湖沿岸と湖の中の島々は、呉越文化の発祥地で、春秋時代(前770~前476年)の呉王闔閭の城である越城遺跡、隋代の大運河、唐代の宝帯橋など大量の文化財が残されている。鼋頭渚は太湖の北西岸にある無錫境内にあるひとつの半島で、湖の中から巨石が突き出し、スッポン(鼋)が頭をもたげているように見えるのでこのように名づけられ、太湖風景名勝区の主要な観光地のひとつ。鼋頭渚には鹿頂迎暉、鼋渚春濤、万浪巻雪、湖山真意、十里芳径、太湖仙島、江南蘭苑、犢山晨霧、広福古寺などの10数カ所の見どころがある。
交通 路線バス1号
問い合わせ電話 0086-510-96889688
ホームページ http://www.taihu-travel.com
蠡園
無錫市から南西10キロメートルのところにある蠡湖湖畔に位置し、2400数年前の春秋戦国時代に、越国の大夫范蠡が西施(中国古代の四大美人の1人)とともにここで隠遁したと伝えられる。園の中のシダレヤナギはもやにかすんで、築山や小橋、亭や楼閣が緑の中に見え隠れしている。四つの亭のなかには四季それぞれの植物が植えられている。東部には「西施が衣を洗う」像と300メートルの長い回廊があり、廊下内には「西施が酔って踊り、湖上に舟を浮かべる」という陶器製の壁画がある。
交通 公共バス1、9、72、82号
古運河
無錫の古運河は、現在伯瀆河といわれ、京杭大運河の一部分で、その歴史は商末までさかのぼることができる。北は長江につながり、南は太湖に達する全長40数キロメートルで、無錫市街を縦に貫いている。この古運河では、呉橋から西水墩・南門をへて清名橋の長さ約6キロメートルの部分が最も江南の水郷の風情を備えている。清名橋は南門の外の古運河と伯瀆港が交わるところにあり、無錫の古運河でも最もすぐれた名所である。
交通 公共バス201号
霊山景区
太湖の湖畔に位置し、湖の景色や庭園広場、仏教文化、歴史知識を一体とした仏教文化のテーマパーク。景区は高さ88メートルの中国一の大仏、霊山大仏で知られ、動く人形により表現された「九竜灌浴」は、釈迦の降誕シーンを再現した。景区内の主要な名所として、仏足壇、五智門、中国のアショーカ王の柱、天下第一掌、仏教文化博覧館などがある。毎年、西暦と旧暦の大晦日に、盛大な鐘つき大会が開かれ、来る年の幸福を祈る。
問い合わせ電話 0086-510-85687544
ホームページ http://www.lingshan.org
交通
無錫の水・陸・空の交通は便利で、江蘇省の重要な交通の中枢。京滬(北京-上海)、滬杭(上海-杭州)、寧杭(南京-杭州)などの高速道路や、滬寧鉄道(上海-南京)が京杭運河とともに無錫の立体的に交差する交通ネットワークを構成している。道路では、無錫は江蘇省の道路網の「十字路」に位置し、滬寧、京滬などの高速道路がここで交わる。万里の長江の第一の橋、江陰大橋は江南と江蘇省北部の各都市をつないでいる。鉄道では、滬寧線と新長線がここで交差し、滬寧線のほとんどの列車が無錫に停車する。空では、無錫は現在すでに北京、広州、深圳、昆明、成都、長春、海口などと結ぶフライトが多くある。
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