上海、長江の河口にある有名な国際大都市とすぐれた港で、1920・30年代には「東方の明珠」という美称をもっていた。この美しい都市は、古い東方の雰囲気とロマンティックな西洋の文化と現代的な都市が溶け合い、独特な魅力ある都市を形づくっている。上海、それは東方と西方の文化が衝突し、融合する場所。ここには、古い街角にオリエンタルな居酒屋や茶屋、土着文化が濃厚に息づく城隍廟や豫園があり、さらに新天地の異国情緒のあるレストランやバー、さまざまな建築が立ち並ぶ外灘の「万国建築群」がある。
上海、それはまた、さまざまな信仰が一同に会する宗教博覧所で、仏教、キリスト教、イスラム教などがここに古い歴史をもつ。今でも玉仏 寺、竜華寺、沐恩堂などの著名な宗教関連施設が残り、世界中の信者を引き付けている。
上海はまた、経済や科学技術が高度に発達した都市で、高さが468メートルにも達する豪華壮観な東方明珠タワー、巨人のようにそびえたつ世界有名金融企業が入る上海金融センターなどが、上海の今日の輝かしい発展と成功を見届けてきた。
経済の発展と多様な文化が上海に各種の豊富な風情をもつ特色ある町並みを造り上げた。古い素朴な朱家角古鎮、七宝老街は言うまでもなく、商店が林立するにぎやかな南京路、金陵路、淮海路、多倫路などは、人を魅了する。繁華な都市以外にも上海の田舎もとても味があり、南滙の桃の花は枝いっぱいに咲き乱れ、金山の農民画は趣きがあり、その寓意はとても深い。上海の西南にある楓涇古鎮は、江南水郷の繊細さやたおやかさを残している。趣ある地方の風景と華やかな都市の風情がともに映え輝き、上海の魅力ある風景をかたちづくる。上海万博の開催が近づくいま、上海は心から皆様のおいでをお待ちしている。 |