上海万博のイギリス館設計案――アイデア館(a Pavilion of Ideas)
アイデア館は、簡潔で人をうっとりさせる建物の形であり、最大の特徴はさまざまな方向に外へと伸びていく大量の触角がある。触角の先に小さいカラー光源があり、多種の図案と色を合成することができる。すべての触角は、風向き次第で微妙に揺れ動き、展示館の表面に各種の激しく変わる光沢と色を形成することができる。同時に、展示館の表面は情報と画像形式を通じて、よりイギリス展示館の内部の情況を展示することができ、館外の見学者も展示館の内部の各種活動を見ることができる。
イギリスの駐上海総領事イギリス2010年上海万博参加総代表のアイリーン氏は、イギリス館はアイデアがあるだけではなく、同時に見物客との対話を重視すると語った。上海万博の期間中に、イギリス館は即座に見物客の考えと意見を収集し、いつでも館内の展示内容と活動を調整する。そのため、イギリス館は永久に変化しないのではなく、万博開催の6カ月間に異なった顔で見物客の前に現れる。
アイデア館設計案はイギリスの建築設計業界のリーダーの評価を得ただけではなく、広大な上海の市民の好評も得た。アイリーン氏によると、今年8月、上海が開催した上海万博イギリス館予備選案の展示で、上海の市民は現場で選出を見学し、六つの予備選案に対して投票をし、その中でアイデア館は最高の票数を獲得したという。
アイデア館は2010年5月前に竣工する。
「上海万博公式サイト」より 2009年3月19日 |