室内と室外部分が分かれ、一つの舞台でつながっているデンマーク館
デンマーク館のイメージ
人魚姫の像を上海に持ってくることを期待するデザイナーチーム
新しく美しいデンマーク館は二つの環状レールで、室内と室外部分とを分け、一つの舞台につながり、塩水プール、百台以上の自転車や人魚姫の像など、豊かな展示内容を見せる。「幸せな生活、童話ランド」の展示テーマは、ライフスタイル、消費と成長そして持続発展可能ということが、社会の思いと緊密につながっているという状態を指し、世界各国の人々にデンマークの都市生活のチャンスを提供する。
関係者によると、優勝したデザイナーチームはデンマークBIG (Bjarke Ingels Group)社の若い建築士と概念企画会社2+1である。デンマーク館の案を作って、「幸せな生活、童話ランド」の展示テーマを決めた。同チームが示したい幸せな生活とは、財産だけでなく、生活の人間らしさと環境との調和・共存の生活体験だ。優勝したデザイナーチームはコペンハーゲン港にある人魚姫の像を上海に持ってくることを期待している。
1913年に作られた古い像は、これまで自分の故郷を離れたことがない。2010年、中国という長い歴史を誇る文明古国で、人々を魅了させることになる。デンマーク館の中心で、コペンハーゲンからやって来た人魚姫の像が、デンマーク港のプールの中央に坐るという光景は、最も美しい一幕となることだろう。
Thogersen氏によると、デンマークは2010年上海万博を非常に重視し、「人魚姫を上海に持って来る」という発想は、デンマークが文化交流・融合で最も積極的な態度を示し、また、デンマークと中国の文化の呼応を促進する。人魚姫が上海を「訪れる」時、コペンハーゲンは人魚姫を置いてあるところに、有名な中国現代芸術家が作った彫刻作品を置くことを期待しているという。
「上海万博公式サイト」より 2009年3月19日 |