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中日交流と学び合おうとする心を宿した小さな陶人形
  ·   2019-03-11
タグ: 人形;輸出入;中日交流
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上海で3月1日から4日まで開催された「第29回中国華東輸出入商品交易会(華交会)」に出展した杉山悟志さん(53)は、今回の展示会で、数多くの「人生初」を経験した。杉山さんは今回初めて中国を訪れ、初めて中国の展示会に出展し、初めて日本国内市場以外にビジネスの場を拡大し、初めて自分のデザインする陶器製人形を、その文化の源である「故郷の中国」に持ち帰ったのだ。新華網が伝えた。

杉山さんは、日本の中部にある三重県伊勢市の出身。19年前、伊勢神宮を訪れた観光客からヒントを得て、小さな紙片が入った陶器製人形を生み出した。紙片は人形の中に丸めて入れられており、そこには神社のおみくじのような様々な祝福や祈願の言葉がしたためられている。人々は緊張と期待に胸をドキドキさせながら、人形の中から紙片を取り出し、折り畳まれた紙を開くことになり、この小さな陶器製人形を一層可愛らしく神秘的にし、人々の心を躍らせている。

杉山さんの会社は、従業員2、30人ほどの小さな会社だが、日本国内におけるその陶器製人形の販売数は年間100万体以上に達し、そのアイデアがもたらしている価値は計り知れない。これらの陶器製人形のデザインは各種動物から太古の恐竜、今風の自動車など幅広く展開しており、その販売先も寺社だけでなく観光地や企業PRとして、さらには子供のおもちゃや教育分野などにまで展開している。

杉山さんは、「我が家は祖父の代から表具師の職に就き、その表装技術を受け継いで自分で三代目となる。若い時は、普通の見習いと全く同じ扱いで、12年間にわたり、辛く苦しい修行を続けた。こうした修行の中で、漢字の書道について学ぶことも少なくなかった。実際現在もある日本の書家を師と仰いでいる」と話す。

華交会の展示総面積は12万平方メートルを上回り、約4千社が出展し、うち中国市場向けに展開する海外企業は約450社出展した。杉山さんは、自社ブースに各シリーズの陶器製人形を所狭しと並べただけではなく、自身が最も得意とする表装の技を披露するための小さなブースも特別に設けた。杉山さんがその日、身に着けていたのは藍色の和服だったが、彼が手にしていた画仙紙や糊、刷毛などはいずれも中国人にとって、見慣れたものであり、とても身近に感じさせるものだった。

「私が陶器製人形と表装を一つの場所に共存させている背景には、ある一つの考えからだ。それは悠久の歴史と奥深さを備えた伝統文化と比べ、現代の商品やそのアイデアは『氷山の一角に過ぎない』ということだ。芸術の創造には、長年の積み重ねが必要であるのと同様、企業経営にも、堅実な文化の積み重ねが求められる」と杉山さん。

福建省アモイ(厦門)市の宋鑫さんは、杉山さんの中国市場におけるエージェント。杉山さん同様、陶製品の販売を手掛けてきた宋さんにとって、その商品の単なるコピーを作るのではなく、輸入代理を行おうと決めた裏には、杉山さんの文化的なアイデアを認め、尊敬の念を抱いたからだという。

陶器製人形のインスピレーションが中国伝統文化から得たものであれば、杉山さん自身からも、中国企業が学び手本とすべき点が多々あると宋さんは考える。それは、文化や伝統への愛、そして伝承や革新だ。小さな人形の中には、中日交流と互いに学び合おうとする心を宿しているといってもいいかもしれない。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年3月11日

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