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中日交流の「きっかけ作り」に奮闘 北京日本文化センター
本誌記者 成瀬明絵  ·   2018-07-10
タグ: 文化交流;北京;中日交流
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また日本映画の上映も、文化芸術交流の内の一つだ。高橋氏によれば、細やかな感情を表現するなどといった作品が多い傾向にある日本映画が中国で上映されヒットすることは少なかったが、一昨年あたりから日本映画の商業上映が増えてきたという。 

「若い人がアニメを観るようになったことで日本の作品の勘所がわかるようになったこと、一見そっけないけれど使い勝手のいい『日本的なもの』が好まれるようになったこと、日本人役者への興味など……複合的な理由が重なり、日本映画の買い付けが増えてきたのです」 

このような土壌の中、2017年5月には広東省電影行業協会と共催し広州市で「第1回日本映画広州上映ウイーク」を実施し、ここでの開催を基に広東省の深圳市、雲南省の昆明市、上海市の3都市で続けて日本映画の上映会を行った。これは国際映画祭が開催される機会のなかった都市の人々の「日本映画を観たい」という要望にも応える形となり、成功裏に幕を閉じた。 

広州市での日本映画の上映会は恒例化することとなり、それに関わる広東省や香港地区の映画制作会社と日本の制作関係者が行き来し自分たちで映画を作ろうなどといった話が持ち上がるなど、その後の交流も生まれている。 

「この活動が、日中の映画産業を盛り上げるきっかけになって嬉しいです。今はもはや、ただ単に国際文化交流を行うだけでいいという時代ではありません。もちろん交流そのものも大切ですが、やはりやるからには効果をどう期待するのかということも非常に重要になってきます。例えば映画産業の場合でいえば、中国の観客が映画の舞台になった場所に行くといったインバウンド効果など、様々な副次効果を生み出すことも考えていかなければならない時代です」。 

北京日本文化センターの多岐に渡る事業の中で、一貫していることがある。それはその場限りの交流で終わらせるのではなく、更に発展していけるような活動を行っているということだ。 

「これはいつも自らを戒めるためにも言っていることなのですが、我々はアクターではなくアクターを輝かせるための舞台を準備する黒子なのです。大事なのは輝いている人たちを諸外国との交流の中でどう生かし、日本に関心を持ってもらう人を増やして、そこから生まれる相互理解を促進するような交流を生んでいくかということ、そして更にはその交流をどのような成果に結びつけるのかです」。 

中日交流の「きっかけの種」を植え続けてきた北京日本文化センター。これらの無数の種は、様々な試みの中で時には雨風に晒されながらもしっかりとした幹に育ち、これからも大きな実を結んでいくことだろう。 

(文・写真:本誌記者成瀬明絵)

「北京週報日本語版」2018年7月10日

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