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日本、「ネコブーム」が巻き起こり「ネコ型社会」へ突入
  ·   2017-11-01  ·  ソース:
タグ: ネコノミクス;日本;中日交流
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ネコはもともと「輸入品」

記載によると、ネコは6世紀に日本の遣唐使が中国から持ち帰り、当時は僧侶がネズミから経典を守るために使っていたという。そして、奈良時代(710-794年)、平安時代(794-1185年)になり、貴族が貴重な愛玩動物としてネコを飼うようになった。一条天皇(986-1011年)はネコが大好きで、ネコの誕生日を祝う儀式まで行っていたとされている。江戸時代(1603-1868年)になると、政府は庶民がネズミを駆除するためにネコを飼うことを認め、ネコを飼う習慣が民間へと広がり、近代になると、それがブームにさえなるようになった。日本には昔から、ネコの妖怪に関する伝説がたくさんあり、近代になって幸運や富のシンボルとしてのイメージが少しずつ形成された。

京都文化博物館は今年4-6月、江戸時代後期の「猫ブーム」を紹介する展覧会「いつだって猫展」を開催し、江戸時代の浮世絵師の歌川広重や歌川国芳などのネコ関連の作品を展示した。歌川国芳は愛猫家としても知られ、ネコをたくさん飼っていただけでなく、人を「擬ネコ化」して表現している。これも、ネコが「パートナー」として日本人の生活や心に少しずつ浸透していったことが反映している。

日本の現在の「ネコブーム」に関して、日本では、「集団主義や服従の精神を崇拝する『イヌ型社会』から、自由奔放で個性を主張する『ネコ型社会』に入ったから」と分析する声もある。

冷戦が終了すると、経済が衰退するようになり、生活のストレスが増大して国民は精神的プレッシャーにさらされるようになり、日本人は自分の生活や実益に注目し、癒しや静けさを求めるようになった。そのため、以前はイヌが人気だったものの、今はネコを飼うことを好むようになっている。

日本の社会学者や経済学者は、「社会的な心の保守化のほか、日に日に深刻化する高齢化、一人暮らしの増加を背景に、イヌの散歩ができない日本人がますます多くなっている。また、アパートに住む人が増えており、スペースや騒音の問題から、大型犬を飼うことはできず、さらに、ネコはイヌをほどお金がかからないため、日本人がよりネコを愛するようになっている」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年11月1日

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