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観光業に生き残りをかける日本のお寺
  ·   2017-10-11
タグ: 観光業;お寺;中日交流
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宿坊情報を発信するサイト・寺宿坊研究会によると、高野山地区を訪問する外国人観光客は13年ごろから増加し始め、16年までの3年間で約3倍に増加した。中でも一番多いのがフランス人観光客で、以下、米国人、ドイツ人と続く。その他、日本の他の地域のお寺も外国人観光客に対する「おもてなし」を強化している。伝統的なお寺の宿坊は、多くの宿泊客が一緒に宿泊できる大きな部屋が多いものの、新しい施設には個室があり、英語ができるスタッフもいる。

それでも、日本の多くのお寺は資金繰りが非常に厳しい状態が続いている。日本内閣情報調査室の統計によると、16年3月の時点で、お寺やその他の宗教団体の平均収入は2020万円で、1994年と比べて約40%減っている。お寺、特に郊外のお寺は、檀家の数が大幅に減少しており、それに伴いお布施も減っている。その他、日本人の考え方やライフスタイルの変化により、シンプルな葬式や儀式で、亡くなった家族らを偲ぶ人が増えている。そのため、僧侶の出番も大幅に減っている。

先祖の墓がある実家から離れて仕事、生活する人が増え、檀家が特定のお寺に所属するという伝統も消えつつある。家族の墓を今住んでいる場所に近いところへ移す人も毎年約9万世帯ある。このような変化を背景に、お寺と檀家の関係も薄れ、儀式や祈祷などによる収入以外の収入源確保がお寺にとって生き残る手段となっている。ただ、宗教活動によって得た収益と違い、観光業などで得た収入は、お寺であっても納税が必要になる。そのため、現在、コミュニティーとの関係を保ちながら、その他の収入源を確保するというのが、多くのお寺の課題となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年10月10日

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