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日本の市で中国人が「お宝さがし」
  ·   2017-07-17  ·  ソース:
タグ: 日本;中国の骨董品;中日交流
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日本にある中国の骨董品は、保存状態が良く、本物が多く、数も多いため、「中国の骨董品が眠る宝庫」と呼ばれている。中国経済が成長し、中国人が骨董品文化を一層重視するようになっているのを背景に、日本への注目が非常に高まっている。筆者は以前に東京で開催された骨董品のオークションに参加したことがあるが、参加者の多くが中国人だった。そして、その多くが、中国の骨董品のコレクターの代理として、骨董品を買いに来ていた。オークションには、書画、磁器、宝飾品など、豊富な品が出品されていた。そして、中国の骨董品というだけで、白熱したオークションになり、そのほとんどを中国のコレクターが落札した。日本のコレクターはその様子を目を丸くして見ていた。中国人が落札したのは、清の時代の紅宝石や仏教の装飾品などで、その場で決済が行われていた。環球時報が報じた。

オークションのほか、日本では露店骨董品市がよく開催される。そこに並んでいるのは、日本の骨董品が多いものの、時々珍しい中国の骨董品もある。筆者は、東京のある大型骨董品市で、ある中国人が虫眼鏡を持って、龍が描かれた瓶をじっくりと見ているのを見たことがある。しかし、値段が高かったため、交渉は成立しなかった。日本人出品者は、「中国人がよく来るけど、値切り方がすごい」と話していた。

日本にも、中国の骨董品を専門に集めているコレクターがいる。そのような人のほとんどは中国文化のファンだ。千葉県山武郡には、中和堂中国美術館があり、竹村征男館長は25年間、明の時代から清の時代までの中国の磁器ばかりを収集してきた。お金を儲けるために収蔵している人もいるが、竹村館長のような人は中国の磁器を愛しており、簡単に売ってしまうことはない。これは、中国のコレクターが日本で遭遇するもどかしさでもある。

日本のテレビでは、視聴者が家にある骨董品を持ってきて、骨董品のプロがそれを鑑定するという番組がよく放送されている。ある番組で、一般人男性の家にあった中国近代の書画家・張大千の肉筆の作品が、500万円と鑑定された。その鑑定結果に、同男性は大喜びし、「これはおじさんが残したもの。そんな高価なものだとは思ってもみなかった」と話した。同番組では過去に、鑑定結果2億円という中国の青銅器もあった。所有者はあるプロの囲碁棋士で、約40年前、米国で囲碁を教えていた時に、その人の家にあった生け花をカメラに収めた。そして、日本に戻ることになり、その人にカメラを分けてくれないかと言われたので、カメラと生け花に使っていた鉄製の花瓶を交換した。帰国後、その花瓶が見れば見るほど普通のものではないように感じたといい、鑑定の結果非常に珍しい青銅器であることが分かった。

専門家によると、現在、中国の骨董品は高騰しており、日本の民間にはまだたくさんの「お宝」が眠っているという。そのため、「家に中国の骨董品があれば、もしかすると『お宝』かもしれないので、慌てて処分しないように」と呼び掛けている。

もちろん、同番組に出てくる中国の骨董品も、コピー品であることが少なくない。その多くは、中国で改革開放(1978年)が実施された初期に、日本人が中国で買ったり、プレゼントとしてもらった品だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年7月17日

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