中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 中日交流 >> 本文
  • descriptiondescription
企業や大学が食堂を一般開放 ヘルシーランチ食べながら交流促進 日本
  ·   2017-02-08  ·  ソース:
タグ: 食堂;一般開放;中日交流
印刷

日本では食堂を一般開放する企業や政府機関が増え、地元住民やサラリーマン、他の業界の人々の間で好評を博すようになっている。他社の社員食堂で食事をするというのが、日本では今、新たなブームとなりつつある。食堂を一般開放することで、地域の人々の健康を促進し、さまざまな業界の人と交流する機会も生まれ、身心の健康を促進する動きとなっている。生命時報が報じた。

体重計や体脂肪計など計測器の大手メーカー・タニタは、社員食堂のメニューを忠実に再現した食事を提供する「タニタ食堂」を設置し、社員食堂を一般開放したモデルケースと称されている。同食堂ではヘルシーでおいしいおかずを提供するだけでなく、体組成計の計測も行い、社員の健康にも配慮されている。

このほど同食堂を取材したところ、ごはんをよそう所には、カロリー計があり、よそったお米のカロリーが分かるようになっていたほか、各テーブルにタイマーがあり、食事の時間を測れるようになっていた。食事にかける時間は、健康に影響するというのが同社のコンセプトだ。急いで食べると、ゆっくりかむ時間がなく、肥満につながる一方、ゆっくり食べ過ぎると、胃液の分泌量が増え、胃腸に負担がかかる。ごはんと主菜、副菜、汁ものを、20分かけて食べるのが最も理想的だという。

同食堂の日替わりメニューと週替わりメニューは、一汁三菜スタイル。3種類のおかずは野菜中心で、その種類は8種類。肉は煮るか湯通しするといった調理法がほとんどで焼いたり炒めたりしたおかずはほとんどない。1定食あたり500カロリー、塩分量は3グラム以下で、これは厚生労働省が提唱している成人の1日の塩分摂取量の3分の1に当たる。取材で実際に食べてみたところ、野菜は大きめにカットされ、かために調理されていた。噛みごたえのあるかたさにすることで、咀嚼回数を増やして、ゆっくり食べられるようにしているという。

同食堂の最大の目玉は、食堂内にあるカウンセリングルームで、食後にカウンセリングが受けられる点だ。そこでは、栄養士が最新の計測機器を使って体組成の計測をし、食事や運動のアドバイスをしてくれる。

日本では、食堂を開放している政府機関もある。例えば、農林水産省では「国産食材を味わってもらう」ことを目的に食堂を一般開放している。そこで提供されているのは、ほとんどが伝統的な和食で、各定食に使われている食材の自給率が表示されている。国産の食材を宣伝するために、同省は栄養士と腕のいいシェフを雇い、おいしくて安い料理を提供しているため、関係者だけでなく、一般客もたくさん訪れている。一般客でも、入館証をもらうだけで入館して普通に食事をすることができる。

また製薬会社も次々に食堂を開放している。例えば、ロート製薬の「家庭薬膳料理」は最も人気となっている。日本でも中国医学は評判が高く、ロート製薬も中医学理論に基づいて食材と薬膳を組合せた「薬膳カレー」などのメニューを多く提供している。カレーのルーには、クコの実やゲッケイの葉、松の実などが入っている。薬膳料理は肌や腸を整え、ダイエットのサポートにもなり、特に手足が冷えやすい人に最適だ。

さらに、食堂を一般開放する大学も増えている。大学食堂のメニューは栄養士が作成しており、衛生管理が厳しく、値段も安いため、人気が高い。その他、大学食堂の一番の魅力は大学生と会話ができることだ。若者から新しい発想などを得られるほか、キャンパスライフの思い出に浸ることもでき特に専業主婦の女性に人気だ。また、無縁社会となりつつある日本では、人と人のつながりが強化されるというメリットもある。このように、企業や大学の食堂が開放されるようになり、グルメ雑誌やグルメランキングでもそのような食堂にスポットが当たるようになっている。そのような食堂は、一般人の間で好評を博しており、毎週計画的にいろんな食堂でランチを食べている人も多い。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年2月8日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: