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「イクメン教室」が爆発的人気となっている日本
  ·   2017-01-12  ·  ソース:
タグ: 「イクメン教室」;日本;中日交流
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日本の男性と言えば「一家の大黒柱」としての尊厳を守るために、「俺の仕事は家族を養うために金を稼ぐこと」と言わんばかりに家では何もしないというのが多くの人のイメージかもしれない。しかし、今は日本人男性の立場にも変化が生じており、家事を全て妻任せにするのではなく、すすんで台所に立ち、赤ちゃんの世話をする男性も増えてきている。そして、そんな男性たちを対象にした「イクメン教室」や「イクメン学校」が各地で開かれ、彼らに育児の知識を伝授している。 生命時報が報じた。

ベネッセ次世代育成研究所が2016年3月に発表した統計によると、日本人男性の育児時間が年々増加しており、「子供を寝かしつける」と答えた男性の割合が15年に比べて15%増加した。また、「おむつを替える」との回答も15年比で5%増加した。さらに男性の約半数が帰宅後に「積極的に育児を手伝う」と答えている。ただ、多くの男性は育児の経験がなく、家事でも右往左往して結局足を引っ張ってしまうこともあるため、日本各地ではこれをビジネスチャンスとみなした「イクメン教室」などが次々に開設され、イクメンたちをサポートしている。

このほど神奈川県横浜市の「横浜市男女共同参画推進センター」が企画する「イクメン教室」を取材した。同教室は毎週金曜日の午後7-9時(全8回)に、市役所の市民館で行われ、育児講座や実技を学ぶという。参加した男性は最後に卒業テストを受け、合格すると横浜市からイクメン「認定状」が授与されるのだという。同教室で、男性らはまず、理論を学ぶ。担当するのは地元の病院の産婦人科看護師長で、乳児の食べ物や睡眠の面で注意すべきことを、パワーポイントのスライドを使って教えてくれる。男性らはそれを一生懸命聞きながら、メモを取っていた。参加している男性の多くは30歳ぐらいのホワイトカラーで、一見して仕事帰りとわかるスーツ姿に手にはビジネスバッグを抱えていた。

理論を約1時間学んだ後、参加者は隣の大きな部屋へ移動し、今度は実技を学ぶ。看護師長が各参加者に人形の赤ちゃんと、おむつ、哺乳瓶、ゆりかご、粉ミルクなどを配り、ミルクの作り方やあげ方、赤ちゃんのお風呂の入れ方、赤ちゃんを運動させる方法などを、手取り足取り教えていた。

日本政府が2015年3月に発表した「少子化社会対策大綱」では、男性の育児への参画を促す施策を推進し、男性が配偶者の出産直後に休暇を取得する割合を80%にするという目標を掲げている。そのため、各自治体が開設しているイクメン教室なども好評を博している。ある女性ネットユーザーは、「育児ができる男性はかっこいい」との声を寄せている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年1月12日

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