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◇四国・松山に南京時代の友人を尋ねる◇
~「坊っちゃん」「山嵐」を演じた仲間~
斎藤文男(元・南京大学日本語学部専家)  ·   2016-10-10
タグ: 日本人教師;南京;中日交流
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9月中旬、四国・愛媛県松山市に友人を訪ねた。南京で17年間、日本人教師をしていた友人で、肺がんが見つかり今年6月に帰国していた。日本では今、国民の2人に1人が生涯のうちにがんになり、3人に1人が亡くなる「がん大国」と言われている。国立がん研究センターによると、2015年にがんと診断された人は約98万人で、死亡数は約37万人だった。罹患数が最も多いのは大腸がんで13万5800人(死亡数5万600人)。私も昨年2月、大腸がんの手術をしているので、その中の1人になった。

2016年の予想罹患数はがん全体で101万200人と、初めて100万人の大台を超えた。死亡予測数は37万4000人となり、1981年以来、日本人死因のトップになっている。

私は友人より1年ほど前に大腸がんの手術をしているので“がんの先輩”として、南京時代の思い出話とともに、がん治療についてもあれこれ話し合うことを楽しみにしていた。

◇日中の利益を考え、南京生活を楽しむ◇

友人は私より3歳若く、南京にいる中国人のために「日本語コーナー」を開設し、毎週土曜日ボランティアで講師役をしてきた。コーナー発足10年になったのを記念して2009年に「第一回日本語スピーチコンテスト」を開催し、私も会場探しや審査委員として協力した。

1年間近くの準備期間をかけて、2人が中心になって「南京日本人会」を発足させたり、「日本人教師の会」を作ったりしたこともあった。その後、我々は10年間あまり南京にお世話になっているのだから、中国人と南京への恩返しの意味で、日中双方の架け橋になるような組織を南京に設置しようと数年間話し合っていた。

友人とは勤務する大学が一緒になったことはないが、2人とも南京にいて日中双方の利益になることを考えながら、10年間以上も南京生活を楽しんできた。彼は空手道の高段者で、勤務する大学で空手道を教えていた。私も空手道初段だったので、空手仲間としても意気が合った。

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