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相模原事件、「戦後最大級の大量殺人」 高齢化社会に対する警鐘か
  ·   2016-07-28  ·  ソース:人民網
タグ: 日本;高齢化;中日交流
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この夏、世界は一体どうしてしまったのだろうか?数日おきに世界を震撼させる暴力的な事件が起きている。米フロリダ州オーランド市の人気ゲイバー襲撃テロ、フランス革命記念日に起きたニースのトラックテロ事件、ドイツ・バイエルン州ミュンヘンの商業施設で起きた銃乱射事件。そしてこの血でつづられたブラックリストにまたもや新しい事件が加わることになった。それは26日に、日本の神奈川県にある障害者施設で起きた大量殺人事件だ。普段は危険な人物には見えなかったという、テロ活動にも参加したことのない26歳の男性が未明に障害者施設に侵入し、19人を殺害したのだ。環球時報が報じた。

同事件は、日本で「戦後最大級の大量殺人」とされ、死亡者数は、1995年に東京で起きた「地下鉄サリン事件」を上回った。世間では、近年多発している高齢者や障害者に対する虐待や殺人事件は、高齢化社会に対する警鐘だとの声が上がっている。同事件で逮捕された植松聖容疑者のものとみられるツイッターのアカウントには、ドイツ・ミュンヘンで銃乱射事件があった今月23日に、「ドイツで銃乱射。玩具なら楽しいのに」との書き込みがあった。このようなテロ事件の影響を受ける模倣犯の出現は、社会が向き合わざるを得ない残酷な現実となっている。

「日本版テロ事件」

同事件の凄惨さは日本社会を震撼させた。新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科の確井真史教授は、「大量殺人者の多くは、逃亡計画を立てず、顔も隠さず、大勢の人の前で犯行に至る。すべてを終わりにしたいと感じるような孤独と絶望感からの犯行だからだ。大量殺人者の多くは、主観的に自分の行為を正当化する『歪んだ正義感』を持っている。死をも恐れず、自分なりの正義を持った人の犯罪は、しばしば極端に大規模で、残虐になりがちだ」と分析し、「世界のあちこちで、テロや大量殺人の事件報道が続いている。大きな事件報道は、犯罪予備軍を刺激し、次の事件を誘発する危険性がある」と警鐘を鳴らしている。

同事件は「テロ事件」なのだろうか?中国現代国際関係研究院でテロ問題を研究する専門家の李偉氏は26日、取材に対して、「今回の事件はテロには属さないが、ある種の暴力的な殺人事件といえる。ローンウルフ(一匹狼)型のテロは、単独犯であること、犯人が過激思想の影響を受け、その思想を受け入れないグループを対象にテロを発動するという特徴がある。(日本の今回の事件は)単独犯である点しか当てはまらない」との見方を示した。

また、別の専門家は「犯人がドイツやフランスで起きたテロ事件の影響を受けた可能性は排除できない。世界でテロ事件が日に日に増加するにつれ、映像や画像が絶え間なく報道などで流されるため、若者は必ず影響を受ける。今回の日本の事件は、単なる暴力的な殺人事件ではなく、ある一定の意味合いから『日本版テロ事件』を言えるかもしれない」とした。

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