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「顔面偏差値経済」が高度化 「見た目」にお金を払うのは誰?
  ·   2021-07-19  ·  ソース:人民網
タグ: 若者;消費;経済
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美しくなりたい、内側も外側も

現代は内面と外見の顔面偏差値がともに高くなければならない時代で、顔面偏差値消費層は「美」を追求するだけでなく、芸術や文化、パーソナル管理のコンテンツにも広く注目している。SNSの豆瓣のグループ「今日は素敵?」では、美を求める男女がメイクやスキンケア、ファッションをめぐって熱い議論を展開するだけでなく、暮らしに関する知識についても熱心に情報を共有し、行間から日々の暮らしへ寄せる期待が伝わってくる。人々は互いにチェックし合い、セルフコントロールする様子を見せ合い、こだわりある暮らしの経験をめぐって楽しく交流する。「彼ら・彼女ら」によれば、こうすることで特別感のある暮らしが送れるようになるのだという。

「Z世代」が「顔面偏差値経済」をけん引 すべては「自分を喜ばせる」ために

中国の消費構造の高度化に伴い、ますます多くの人が見た目に関する消費を重視するようになっている。

消費の動機についてみると、多くの消費者が「自分を喜ばせるため」とし、約半分が「美しくなることでさらに自分を喜ばせることができる」と答えた。また美容医療サービスを利用する人の3割近くが、「美容医療を選択したのは周りの友だちに勧められたから」、「顔面重視社会の影響を受けたから」だとしている。

年齢別で見ると、顔面偏差値消費に若年化の傾向が見られる。

蘇寧金融研究院消費金融研究センターの付一夫センター長の分析によると、「顔面偏差値経済」の発展には3つの推進力がある。1つ目は個人の収入が増えたことと消費の高度化。2つ目はインターネット時代の新しい人間関係が顔面偏差値の影響力を高めたこと。3つ目はZ世代(1995年から2009年までの間に生まれた人)が大人になってきたことだという。

付氏は、「『Z世代』は中国経済が飛躍的に発展した時代に生まれ育ち、物質的に豊かな生活をしてきた。彼らは一般的に一人っ子で、家庭では上の世代に非常に大事にされてきた。彼らはネットの中で人に認められることを心から望んでいる。また彼らは『デジタルネイティブ』で、新しい物事に対する好奇心が極めて強い。こうした傾向によって、個性を重んじ、品質を追求し、新しいことや刺激的な物事に注目するというこの世代の特徴が形成された。この世代は顔面偏差値の高い物事を熱心に追求しており、『顔面偏差値経済』がこの世代の間で盛んになった」との見方を示した。

また付氏によれば、「Z世代」は「顔面偏差値経済」の発展を後押しした。品質に対するニーズが高度化することで、消費や生産をめぐる技術の改良を消費者の側から迫る形となり、それによって産業のレベルアップを推進できるという。(人民網日本語版論説員)

「人民網日本語版」2021年7月19日

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