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上海の浦東、怒涛のごとく発展し続けた30年の歩み
  ·   2020-11-18  ·  ソース:人民網
タグ: 浦東;金融;経済
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姚建良さんは浦東生まれの浦東育ちだ。毎年、姚さんは東方明珠塔(東方テレビタワー)の上から同じアングルでシャッターを切り、少しずつ変化する陸家嘴を記録してきた。1994年から撮り始めたこれらの俯瞰写真は、今では浦東30周年芸術展で展示され、数多くの人々の視線を引きつけた。人民日報が伝えた。

1枚目の写真では、陸家嘴はまだ低い建物と青みがかった茶色の天井だらけで、見渡す限り「地面に生えた苔」のようだった。姚さんは心の中で、「ここに国際金融城なんて作れるのか?」とそっとつぶやいものだった。

今、陸家嘴金融城に足を踏み入れ、雲までそびえる高層ビルの間を行き来すると、世界の資産が時差なしでここに集まっているという活力を感じることができる。面積がわずか31.78平方キロメートルの陸家嘴金融城には、10ヶ所以上の国家級要素市場と機能的金融インフラや、6000社以上の各種金融機関、30万人以上の金融人材が集まっている。285棟のオフィスビルのうち、税収が1億元(1元は約15.9円)を超えるものが102棟、10億元以上が30棟、50億元以上が4棟ある。

現在の陸家嘴は、すでに世界金融要素市場が最も豊富で、金融機関が最も集中し、金融取引が最も活発なエリアの1つだ。しかし管理者が注目するのは、依然としていかにして引き続き金融資源配置機能を高めるかということだ。

上海自由貿易試験区管理委員会陸家嘴管理局の張宇祥局長は、「我々が目指しているのは国際的に一流の金融センター。ニューヨークのウォール街やシティ・オブ・ロンドンだ」と言う。

開発と開放が始まるのはやや遅かったように見えた浦東だが、飛躍のスタート地点は高かった。最初から「世界と余裕をもって経済対話する」ことを目指したのだ。

陸家嘴金融城から東へ向かうと、張江科学城がある。ここは集積回路(IC)とバイオ医薬産業のシンボル的な場所だが、今は人工知能(AI)分野に再び力を注ごうとしている。張江人工知能島はそのオープンから1年余りで、すでに90社以上の企業が入居した。なかにはIBMのような大手の多国籍企業や、雲従科技(CLOUDWALK)のようなユニコーン企業もある。

金融城と科学城をこれまで30年の怒涛のような発展の流れの中で見てみると、この2つの経済重要拠点の台頭が物語ることができるのは、浦東が成し遂げた発展の奇跡の一部にしかすぎない。上海は国際経済、金融、貿易、水運、世界イノベーションという「五大センター」を作り上げ、浦東はそのいずれにおいても核心エリアとなった。2019年、浦東地区の総生産額は1兆2734億元に達し、30年前の211倍となった。また、1人当たりの総生産額は約3万3200ドル(1ドルは約104.5円)に達した。

上海中心大厦(上海タワー)の49階からは、黄浦江の景色が眼下に一望できる。JPモルガン証券(中国)有限公司の朴学謙董事長兼最高経営責任者(CEO)は、浦東にオフィスを構えた後に味わった感慨をこう漏らした。「こんなにすぐに幸せを味わえるなんて思わなかった!」

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