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新型コロナウイルスによる肺炎の防止で「安全弁」となる中国の新興小売業
  ·   2020-02-17  ·  ソース:北京週報
タグ: 新型肺炎;小売;経済
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内蒙古自治区呼和浩特(フフホト)市呼和浩特東駅の無人スーパー(写真=新華社提供)

店員はおらず、買い物はQRコードのスキャンだけで済み、会計時にレシートを受け取ることもない。これは武漢市の火神山病院内にある「無接触スーパー」での買い物の模様だ。営業1日目、同スーパーは200人以上の客を迎え入れた。大急ぎで営業を開始したこのスーパーは、病院で奮戦する第一線の人々に最も安全で便利な生活の保障をもたらしている。

火神山病院は新型コロナウイルスによる肺炎の重症患者が集中するエリアであり、「無接触」はこれ以上なく安全なものだ。新型肺炎の伝染の特性上、他者との濃厚な接触を避けることで感染の確率は大幅に下がった。スーパー内には店員がいないため人との接触を減らすことができ、QRコードのスキャンによる会計は手を触れる機会を減らし、効率を高め、ウイルスにつけ込むスキを与えない。また、火神山病院は「戦場」であると同時に、数多くの医療従事者の生活エリアでもあり、食料や消毒用品などの生活物資もやはり必要だ。この際立った問題を解決するために、「無接触スーパー」は時に応じて現れた。充分な生活物資の供給や安全な無接触デザインには、医療従事者への心の通った思いやりが込められている。

買い物の全過程における無接触の実現は、科学技術の力と切り離せない。火神山病院が引き渡されたのち、24時間以内にスーパーはオンラインとなり、5時間以内に無接触会計システムの調整テストが終わり、またもや世界に向けて「中国スピード」を見せつけた。外観から見ると、火神山病院の「無接触スーパー」は普通の小売店と違ったところはなく、棚には商品が所狭しと並べられ、消費者は自由に選んで購入する。だが根本的には、「無接触スーパー」はオンラインサービスあってのもので、インターネットは人間とバトンタッチして、店員の代わりにサービスを提供する。モバイル決済の全国民への普及、5Gインターネットの迅速な構築、クラウドPOS技術の遠距離調整テストはいずれも「無接触スーパー」の速やかな稼働の実現において決め手となった。スーパーがたった1日で営業を開始したこと、そしてその背景にある大量の技術的サポートは、中国のインターネットの長年の努力の成果だ。

火神山病院の助力により、新興小売業の「再出発」が期待される。新興小売業はインターネットをよりどころとする商業の新モデルで、商品の生産、流通、販売プロセスのアップグレードと改善を実現している。「無接触スーパー」はオフラインにおける小売の末端部分として、インターネットの強みを頼りに、オンライン・オフラインの両方を押さえ、新興小売業の目玉として再び成功を収めた。新興小売業は無人スーパーのブームを巻き起こし、2017年に全国の無人スーパーは合計200軒を超えるまでになったが、その後はコストなどの問題から発展は緩やかだった。この度の事態で、無人スーパーの発展の潜在力が再び示された。特殊な時期に重要な役割を担い、フローの簡便さや人の手による労力を省く特殊な強みを発揮している。それに続いて、数多くの企業が「無接触」でさまざまな工夫を凝らし始め、スーパーはセルフ会計システムを設置し、喫茶店は無人販売機を導入し、広範な市民は新たな消費方式に日増しに慣れてきている。新たな科学技術の助力のもと、われわれは新興小売業が新たな発展の流れに乗り、その見通しは明るいと期待するに足る理由がある。

「無接触スーパー」による迅速な支援は、第一線にいる人々に心の通った保障をもたらし、新型肺炎との戦いに「安全弁」を加える。新興小売業は産業発展の新たなチャンスを迎えるだろう。 

「北京週報日本語版」2020年2月17日

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