ホーム >> 経済 >> 本文 |
中国は2030年にアジア経済への影響力で米国を超えるか
|
· 2019-12-05 · ソース:人民網 |
タグ: アジア経済;中国経済;経済 | 印刷 |
これまで長い間、アジアに対する米国の影響力は、「米国がくしゃみをすれば、アジア全体が肺炎になる」などと形容されるほどのものだった。しかし今、そのような状況が変わりつつある。中国新聞社が伝えた。
「日本経済新聞」の報道によれば、「米国依存だったアジアの経済構造が大きな転換期を迎えている。2030年ごろには、中国のアジア諸国(日本を含む)に及ぼす経済波及効果が米国を圧倒し、域内経済の『中国化』が加速しそうだ」という。
この結論は日本経済研究センターの田原健吾主任研究員が経済協力開発機構(OECD)の国際産業関連統計を用いて試算して得られたもので、「30年に中国の東南アジアや日本への経済波及効果は……米国より4割も大きくなる」と指摘した。
商務部(省)国際貿易経済協力研究院地域経済協力研究センターの張建平センター長は取材に答える中で、「これからは中国がくしゃみをすれば、アジアが風邪をひくことになる」と述べた。
中国はどのようにアジア経済に影響力を及ぼすか?
アジア経済に対する中国の影響力は日増しに高まっており、そのことは金融危機発生後に目に見えるようになった。
「日経新聞」によれば、「戦後(第二次世界大戦後)、アジア諸国にとっては世界最大の消費地である米国が、長らく輸出先のトップに君臨してきた。ところが、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの中国向け輸出額はリーマン・ショック後の10年間で米国向けを逆転した」という。
その一方で、「日本をみると、17年11月の時点で対中輸出が累計で13兆3800億円と、これまでのピークだった14年の実績を上回り、最高を更新した」。
23次のページへ |
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号