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中国の若者が「裸辞」する理由は?
  ·   2019-12-03  ·  ソース:人民網
タグ: 転職;仕事;経済
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「裸辞」をして有意義に過ごす人もいれば、悶々とする人も 

退職手続きを終えた日、肖肖さんは微信(WeChat)の仕事関連のグループチャット全てから脱退し、「その時、とてもすっきりした」と同時に、期待いっぱいでその会社に入社したため、少し落胆も感じたという。その後、6‐7社の面接を受けたものの、仕事は見つからなかった。そして、仕事を見つけるのがそんなに難しいとは予想もしていなかった彼女はテンションを上げて仕事を探す気にはなれず、まだ経済的にも心配する必要もなかったため、しばらく休むことにし、ネコの世話をしたり、読書をしたり、料理を学んだり、旅行に行ったりと、「バケーション」を満喫した。「その間に、以前は毎月タクシー代にお金を使いすぎていたり、爆買いしてストレス解消したりと、無駄の多い生活をしていたことに気付いた。そして、自分は有名企業で働いているという肩書がほしいのか、それともスキルアップしたいのかと、考える期間にもなった」と肖肖さん。そして、気持ちの整理がついて今年8月に新しい会社に入社した。「大きな会社ではないが、同僚も上司もいい人ばかり。それに、私の考えも尊重してもらえる。生活のために働いているのだから、こうじゃないと」と話す。

最後に出社した日、郭さんは、仲の良かった同僚らにあいさつをすませ、その後、数回かけて友人らと会って食事をしてから、列車で西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)への旅に向かった。初めて「裸辞」した郭さんは、「リフレッシュしたり、未知の世界を見たりしたかった。全ての世界が新鮮に感じて、とても楽しかった。仕事をしていた時の貯金が数万元(1元は約15.6円)あったから、経済的な心配もなかった」と話す。

雪山やゴビ砂漠など大自然を見た郭さんは、「高原の酸素がうすい感じが好き。いろんなことにチャレンジするのが生きていることの意義で、変化を恐れてはいけないと感じた」とし、旅行から帰ってから、すぐにコンサルティング会社の顧問の仕事を見つけた。ところが、予想と違って、会社は落ち着いて仕事ができる雰囲気ではなく、試用期間が終わる前に辞めてしまった。しかし「裸辞」はそれで2回目だったため、1回目ほど気楽ではなく、突然大きなプレッシャーを感じるようになった。

一方、「裸辞」から14か月間もの間、無職だった劉さんは悶々とした日々を過ごしたという。「裸辞」してすぐの時は、解放された感じがして、毎日、食べたり、飲んだり、ぶらぶらしたりしていたという劉さんは「何日か勉強して公務員試験も受けた。そんなことをしているうちにあっという間に1年が過ぎてしまった」と話す。その後、これではいけないと気付いた劉さんは、「あまりに長い期間仕事をしていないと、何にもしたくなくなる。それに、だらだらするのが癖になってしまい、非常に悪い」と振り返る。

仕事を辞める前は、すぐに仕事が見つかると思っていた劉さんは、現実は厳しく、1年のブランクが原因で、面接を受けるのも難しくなっていることに気付き、自信を完全に失ってしまい、「自分は無能だ」と落ち込むようになったという。

そして、熟慮した結果、劉さんは実家のある山西省を離れて、北京に引っ越し、ITトレーニングクラスで勉強しながら、コツコツと仕事もし、さらなるステップアップの機会を探している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月3日

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