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犬の散歩に荷物引き取りに食事代行 「代行経済」が誕生
  ·   2019-11-06  ·  ソース:人民網
タグ: 「代行経済」;消費;経済
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ユーザーが開発した各種代行サービス 

「代行サービス」の主な提供プラットフォームは淘宝(タオバオ)や閑魚及び各種のデリバリープラットフォーム、代行プラットフォーム、宅配便プラットフォームなどだが、こうしたプラットフォームはプラットフォームと人材を提供するだけで、各種各様の思いもかけないような個人向けサービスはユーザー自身が開発することが多い。

複数のプラットフォームと大勢のライダーを取材したところ、実際に存在する個人向けのさまざまなサービスを知ることができた。ジョギングで体を鍛えたいが一緒に走る人がいない人が「伴走代行サービス」をしてくれる人を探す。家庭料理が食べたいと思って「料理代行サービス」をしてくれる人を探す、大都市で働く人が一人で病院に行くのがいやで「病院付き添いサービス」をしてくれる人を探す。車が故障したが自分ではどうしていいかわからなくなって「牽引代行サービス」をしてくれる人を探す。「洗濯代行サービス」、「生牡蠣をむくのを代行するサービス」の依頼もある……

閃送の対外事務ディレクターの劉学住さんは、「こうした依頼は予想もしていなかったものだ。閃送を利用するユーザーは比較的急いでいる人が多く、代行の依頼は業務のごく一部分に過ぎない。閃送での代行の依頼をみると、ちょっとした手伝い、列に並ぶ、つきそう、代表して気持ちを伝えるなどが大半を占めている」と話す。

劉さんは続けて、「消費高度化にともなって新たな概念『ものぐさ経済』が登場した。『ものぐさ経済』の最も重要な点は消費者の『お金で解決できることなら問題にはならない』という考え方をがっちりつかまえたことにある。今時の若者はお金を出してでも時間がほしいという人たちで、閃送の代行業務は完全に以前からのユーザーによって開発されたものだ」と述べた。

一部のプラットフォームと個人は極めてニーズの大きな個人向けニーズを標準サービスに組み込んだ。たとえばオンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」の「購入代行サービス」では、「ネット人気店」という項目があり、依頼人に変わって喜茶、スターバックス、奈雪などの有名ブランドの商品を購入し、サービス料金は他の会社より少し高い。

それだけではない。こうした代行サービスにはイベントや季節と関係があるという明確な特徴がある。正月が近づくと、親族訪問代行サービスが人気を集める。親族訪問を回避したい多くの人がネットで注文し、代わりに行ってもらう。冬になると、雪だるま作りを代行するサービスが人気になる。降りしきる雪の中、北国の人が雪景色を楽しむ、雪の中に文字を書く、雪だるまを作るなどのサービスを提供し、陽光がさんさんと降り注ぐ南国の人々に雪のムードを味わってもらう。「雪を踏んだ時のキュッキュッという音」を映像に収めるサービスもある。

こうした「代行サービス」のコンテンツは高度なオーダーメイド化が流れで、依頼人の個人的な要求を満たすようになっている。たとえば依頼人が雪だるまに自分の名前を書いて欲しいと要求することもあれば、お見合いの代行者に身だしなみについて具体的に指示することもできる。

杭州市で達達プラットフォームのライダーとして働く曽勝さんがこれまでに受けた最も意外な依頼は、「忙しいので代わりにご飯を作って」だった。「これはユーザーが私たちを非常に信頼してくれていることの証しだ。1つの都市の中での代行サービスはいろいろな方面に及び、単に代わりにモノを運ぶというだけでなく、ユーザーが明確なニーズを出し、それに見合った料金を支払ってくれるなら、自分たちドライバーはたくさんの個人的ニーズに応えることができる」という。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年11月6日

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