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高まる日本への「聖地巡礼」熱 中国企業も発展模索
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· 2019-01-15 · ソース: |
タグ: 聖地巡礼;観光;経済 | 印刷 |
「聖地巡礼」とは、アニメ、漫画、ゲーム、小説(以下『ACGN』と略称)のファンが自分の好きな作品の背景となった場所を訪れることで、その場所が「聖地」と呼ばれる。新興の旅行スタイルだが、すでに多くの若い旅行者に支持されている。中でも90後(1990年代生まれ)は二次元カルチャーの主な愛好者層で、彼らは「聖地巡礼」の中心消費層でもある。消費層の若年化の様子から、「聖地巡礼」が市場で力強い発展の潜在力を秘めていることがうかがえる。
中国人観光客の場合、「その作品が好きだから」が「聖地巡礼」の主な動機だ。馬蜂窩のビッグデータによると、「聖地巡礼」を選んだ人の69%が、「その作品が好きだから」わざわざ「聖地巡礼」に出かけたと答え、55%が、「自分はファンではないが、その作品の描写や画像、映像に心を揺さぶられ、『聖地巡礼』に行くことにした」という。また「聖地巡礼」を通じて、「その作品を振り返りたい」が45%、「その作品の世界に浸りたい」が34%に上った。
業界関係者は、「漫画アニメ観光は漫画アニメ産業の発展がもたらした新しい体験型の観光スタイルで、記念イベント、キャラクターや名シーンの追体験など、さまざまな展開の仕方がある。日本の漫画アニメ産業は成熟して、非常に大きな消費の土台が出来上がり、『聖地巡礼』によって市場を効果的に発展させることが可能だ。翻って中国の漫画アニメ観光市場を眺めると、全体として今はまだ模索の段階にある。国内産業はコンテンツの開発、ブランドの構築などが十分に成熟しているとはいえず、現時点では中国の漫画アニメ作品で観光と結びつくものは非常に少ない。全体としていえるのは、中国の漫画アニメ観光が初期の模索の段階を抜け出すには、まだ相当の時間がかかるということだ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月14日
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