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停滞する人気ベーカリー「原麦山丘」 ファミリーマート進出で打開か
  ·   2018-11-01  ·  ソース:北京週報
タグ: ベーカリー;コンビニ;経済
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 中国で最も早く「ネット有名店」になったベーカリーとして知られる原麦山丘は、健康的なパンというイメージで人気になったが、模倣する店が増え、パンの種類のリニューアルペースが落ちたことなどから、以前ほどの優位性はなくなり、ここ2年ほどは目立った動きがなかった。だが、最近になって、コンビニエンスストアのファミリーマートに進出し、店内でパンを焼いて販売するという新モデルを試験的に打ち出した。コンビニの消費シーンに合わせるため、パンのサイズを調整し、1人分のミニサイズを中心に販売している。「北京商報」が伝えた。

ファミマ霞公府店では、パンコーナーの隣に原麦山丘専用の棚が2台置かれ、「焼きたてパン・原麦山丘提供」の表示があった。棚に並べられたパンは10種類もなく、原麦山丘の店より種類はだいぶ少ない。消費シーンに合わせてサイズが調整されており、原麦山丘の店のものよりだいぶ小さく、一人で食べるのに適したサイズになっている。

販売方法については、ファミマのパンがあらかじめパッケージされているのとは異なり、焼きたて感を出すため、棚にそのまま置かれており、買う時は袋とトングをもって自分で棚から取り、レジまで持っていって支払いをする。

ファミマの店員は、「今は原麦山丘のパンを扱っているのはうちだけ。毎日店で焼き、焼けたらその日のうちに売る。毎日サプライヤーが新しいパンを店まで配達してくれる」と説明する。

▽競争が激化 店舗は縮小 

原麦山丘は2013年にベーカリー産業に進出し、「原麦」という健康的なイメージや「その場で焼きたて」という販売方法がヒットして、一時期大人気となった。しかし、今では大きな競争圧力に直面している。商品の種類においては、これまでずっと健康を大切にするベーカリーブランドのイメージを打ち出してきたが、消費が高度化する中でパンの健康レベルに対するニーズがますます高まり、健康をコンセプトにしたパンブランドもどんどん増えて、原麦山丘は経営モデルでも商品の刷新でも相対的に競争力を失い、大きな打撃に直面することになった。

 一方で、多くの同業者や新手のライバルたちが既存のベーカリー市場のパイを分配しようと考え始めた。同じく以前からあるベーカリーブランド・面包新語が最近、ブランド戦略の調整を行い、軽食をラインナップに加えたほか、喜茶や奈雪などの新興茶飲料ブランドも「お茶プラスパン」というスタイルを打ち出した。

北京商業経済学会の頼陽・常務副会長は、「消費バージョンアップにともない、ベーカリー商品は徐々に生活スタイルの一部になっていき、ベーカリーブランドが目下直面するのは複合的な競争だ。一方で、ブランドには商品を豊富に取りそろえて消費者を満足させる必要があり、消費の種類が豊富になればよく売れる商品とあまり売れない商品が生まれるのは当然のことで、坪あたり単価が低くなる。また一方で、ますます多くの企業がモデルの刷新を進め、独自のベーカリー技術、EC人気ブランドなどを打ち出し、これが既存のベーカリーブランドには大きな打撃になる。新規参入者の挑戦、消費ニーズの高度化に直面して、企業には主体的に消費シーンの高度化をはかり、商品の競争力を絶えず刷新することが求められる。たとえばコンビニと手を組めば、運営コストが大幅に低下する」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年11月1日

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