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蘇州高新区 未来志向の中日経済協力モデル
本誌記者 徐 蓓 李一凡  ·   2018-10-12
タグ: 蘇州;中日協力;経済
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日系企業が蘇州高新区を選ぶ理由

開発・建設以来、蘇州高新区は日系企業の発展と互いに密接な関係にあり、多くの日本企業に支持され、信頼されてきた。エプソン、富士フイルム、富士通、ソニー、パナソニック、キャノン、三井住友銀行、住友電工、三菱、川崎、積水、日立、イオンなどが進出し、約40の世界トップ500企業や大手有名多国籍企業の投資プロジェクトを相次いで導入してきた。 

なぜ蘇州高新区は日系企業に選ばれているのか?キャノン(蘇州)有限公司の簱持秀也董事長はこう説明する。「まず、キャノンのコピー機は組み立てが複雑で、理工系の知識を持つ人材が求められるが、蘇州と周辺地域には理工系大学が多く、優秀な人材を常に採用できる。次に、サプライチェーンが成熟している。蘇州及び周辺にはコピー機に必要な部品を提供できるメーカーが多く、日本でしか生産できない一部の部品を除いて、その他の部品はほとんど現地メーカーから調達できる。このほか、蘇州高新区管理委員会の素晴らしいサービスも企業がここに入居する重要な理由だ。高新区は、企業誘致期間から数十年変わらず企業に細やかなサービスを提供してきた」。 

富士フイルムも高新区管理委員会の誠意あるサービス態度に心を打たれている。稽副総経理は、「高新区の幹部と関連部門スタッフのサービス理念、意識、態度は非常に良く、スピードが速く、効率が良く、サービスの専門性が高い」と言う。 

もちろん、傑出した人物を輩出することで有名な蘇州は、その豊かな文化でも多くの日本人を引きつけている。2500年余りの歴史を有し、文化の香り高い蘇州は、その庭園と刺繍で世界にその名を知られている。そして日本人にとって、ここには日本文化ととけ合う部分が数多くある。例えば、中国の無形文化財であるつづれ織りは日本とつながりが深い。日本の和服はかつて呉服と呼ばれ、呉服の帯の素材の多くはつづれ織りだった。 

そして唐代の詩人張継の詩『楓橋夜泊』は、何年も前から日本の教科書に採用され、誰もがよく知っていると言っていいだろう。その民間における影響力は他の唐詩をはるかにしのぐ。日本にはこんな伝承がある。拾得法師が蘇州寒山寺を離れて日本に渡り、経典を伝授して拾得寺を創建し、寒山寺の姉妹寺と呼ばれた。そして仏教徒が108回鐘をつく伝統も拾得法師が日本に伝えたという。そのため、高新区は毎年大晦日に日系企業から人を募って寒山寺ツアーを行い、寒山寺の鐘の音を聞きながら、新年を迎えている。

住みやすい環境で生活・教育面の心配が解消

中国では、「高新区」という三文字がついたら、往々にしてそこには林立する工場しかなく、生活の息吹が感じられないと誤解されてしまうだろう。しかし、蘇州高新区に足を踏み入れた人々は、ここが産業パークだとは思わないだろう。なぜなら、ここで目にするのは、交通が便利で、商業が繁栄し、環境が調和し住みやすい場所だからだ。ここには便利な軌道系交通、にぎやかな商業エリア、静かで美しい学校、近代的な図書館、立派な国際病院や大人気の日本料理レストラン街があり、現代の生活の息吹であふれている。もちろん、それは蘇州高新区が近年ずっと産業と都市の一体化という発展構想を堅持してきたおかげである。

蘇州高新区はエコ・サイエンスシティーとも呼ばれている。(王国栄 撮影)

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