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特色と魅力にあふれる日本の高速道路サービスエリア
  ·   2018-04-03  ·  ソース:
タグ: 日本の高速道路;サービスエリア;経済;
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日本で高速道路を走って遠出をする場合、サービスエリア(SA)をぶらぶらするのを楽しみにしている人は多い。SAがあれば必ず寄るという人もいれば、SAに行くのが目的という人もいる。 

東京から東北地方に向かって1時間ほど走ると、日本で非常に人気のあるSA「羽生パーキングエリア」(羽生PA。埼玉県羽生市。SAの小規模なものをPAという)にたどり着く。中に入ると100年の歴史があるパンの店「ドンク」があり、ウィンドウ越しに見える焼きたてのパンに吸い寄せられる。他にも特色あるレストランがたくさんあり、カレー専門店、ラーメン店、カツ丼で有名な店などが並ぶ。お子様向けセットに力を入れる店が多く、ちびっ子たちはつまらない移動の途中に目でも舌でもおいしい食事を取ることができる。スターバックスやずんだ茶寮Caféなどのカフェ、24時間開いているコンビニエンストア、東京土産を売る店もある。

東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)広報課の川上圭介課長代理は、「車で東北に行く時は家族や友人に東京土産を持っていくことが多いが、買う時間がない時もある。そのようなお客様のために、羽生PAには選りすぐりの東京土産を取り扱う店を設置した。弊社は東京の土産物販売会社を対象とした入札を行い、本物の東京土産をここで買えるようにした」と説明した。

羽生PAは建物の外観がとても粋だ。同社が2009年に13億円を投入して立て替えを行い、運営管理の担当者も3人配置した。今や年間利用者はのべ400万人を超え、特に8月のお盆の帰省シーズンには、一日約2万5千人が利用する。入居する店舗の年間の売上高は22億円に達する。

日本の高速道路のSAは非常にきれいで清潔だ。川上氏の説明によると、「SA内の清掃作業は同社傘下の清掃専門会社が担当し、隅々まで気を配る。たとえば掃除用モップはきれいに洗い、しっかり水を絞ってから床面を拭くとか、レストランの掃除は食事時を避けるとか、さまざまな注意事項がある。弊社の傘下には検査を専門に手がける会社もあり、汚れた場所やいやな臭いなどがあれば、ただちに担当者に連絡して掃除してもらう」という。   羽生PAの東北から東京に向かう上り方面には非常に特色ある施設「鬼平江戸処」がある。日本の有名な小説「鬼平犯科帳」の世界を再現した場所で、うなぎ店、そば店、土産物店、人形焼きの店などがあり、2013年12月に営業を開始した。小説の世界により近づくため、同社はここを作る際に民俗学の専門家に教えを請うたり、建物に古びて見えるような処理を施したりしたという。

鬼平江戸処は高速道路を移動する運転手が休憩を取る場所であるだけでなく、現地の人々のレジャー・娯楽スポットでもある。「裏口」が設けられ、現地の人は高速道路を利用しなくても、「裏口」を通って江戸時代にタイムスリップし、異空間を楽しむことができるようになっている。

同社の傘下には、羽生PAと鬼平江戸処以外にも商業施設が設けられたSA・PAが194ヶ所あり、それぞれがそれぞれの特色を備える。10数年前には高速道路のSAといえば「汚い、ごちゃごちゃしている、つまらない」の代名詞だったが、日本では05年に当時の日本道路公団が民営化される大規模な改革が実施され、東日本高速道路株式会社など高速道路の管理を担う新会社数社が誕生した。その頃から、黒字化の圧力に直面した同社をはじめとする各社は経営理念の転換を図り、かつて「トイレと駐停車のための施設」に過ぎなかったSAの位置づけを「レジャーと観光を目的とした商業施設」に改め、さらに所在地の歴史や文化や自然といった特色を踏まえて建設を進め、魅力にあふれた「地方の魅力を発信するプラットフォーム」に変身させた。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年4月3日

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