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海外農産品がファン拡大中 上海で国際マッチング会
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· 2017-12-05 |
タグ: 海外;農産品;経済 | 印刷 |
「今年の『ダブル11』(11月11日のネット通販イベント)期間には、マレーシアのホワイトコーヒーの売上高が6億元(約102億円)に達した」。駐中国マレーシア大使館のアーズミー農業参賛は、中国・マレーシア両国の農産品貿易協力の見通しを高く評価した上で、「マレーシアのパーム油、ゴム、パイナップル、シーフードは中国で人気がある。今後は魚類と高付加価値の農産品の対中輸出を増やしたい。外資誘致のさまざまな優遇政策を打ち出すことも可能で、中国企業がマレーシアで投資したり事業を興したりするのを歓迎する」と述べた。
▽厳格な検査で品質を保証
製品の品質は常に消費者の注目点だ。輸入農産品の品質が安全性検査に合格するよう確保するにはどうしたらよいだろうか。中国出入境検験検疫協会の王新会長は、「海外の農産品を中国に輸入するには次のいくつかのプロセスを踏まなければならない。まず、両国の間で政府間議定書に調印することで、これが基本的な市場参入の条件だ。このプロセスには早くても2〜3年かかり、遅ければ10数年もかかる。次は、議定書に調印した後で、輸出企業が登録を行い、一連の標準に対応しプロセスを踏む必要がある。そして、製品が中国の通関地に到着したら、出入境検査検疫部門が検査検疫を行い、製品の品質を保証する」と説明した。
国務院の参事を務める農業部(省)農村経済研究センターの劉志仁研究員は、「中国の対外開放の持続的な深まりにともない、中国の輸入農産品消費市場の規模がますます大きくなっている。これと同時に、ここ数年は中国の消費者の生活水準が持続的に向上し、素晴らしい生活に対するあこがれの気持ちが強まっていることから、海外企業には中国市場を掘り下げて研究し、製品の品質を絶えず向上させることが求められるようになった。海外の農産品の中国への輸入には、新しい構想、新しい理念が必要で、高い基準と高い品質を確保しなければならない。そうでなければ、中国市場のニーズに応えることはできない」と述べた。
物流にかかる時間を短縮し、輸送の質を高めることも参加者の間で話題になった。駐中国チリ大使館のカルロス・パラー公使は、「チェリー、アボカド、ブルーベリーなど、チリの果物は中国で人気がある。ただ両国の間には大海が横たわり、距離が遠いので、交通輸送がよりスムーズに便利になるようにしなければならない。努力した結果、現在の両国間の海上輸送日数は30数日から14日に短縮された。空港建設も加速しており、将来は直行便が開通する見込みだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年12月5日
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